2006年05月29日 19:47

ダービーだ。

 この週末は山梨で棒振り。キャディが付いてのゴルフは久しぶりだ。欧米ではキャディが付くのはプロとVIPくらい。久しぶりにキャディの名前当てをした、私だけの遊び。苗字は胸のプレートで分かる(岩波さんです)。これでまず、おおざっぱな絞り込み(?)をする。波子ではないな、とか。なおみ、とかも発声でつけない。
 「ともこ」とかから聞いて、キャディのノリが悪いとこの遊びはお開きにする。そしたら今回は彼女のヒントの出し方がうまかった。(状況、中略)。
 「和風です」「でも昔はあまりなかったんじゃないですかねえ」「最近同じ名前の子どもさんが多いです」「3文字で最後はコではありません」「サ行です」「私は漢字2文字ですけど、1文字の漢字もあります」
 うまい。クロスワードのヒントのようだ。上記の最後のヒントまでに12ホールかかってしまった。ついにゴルフに集中できなくなり、「降参、ギブアップ」と言ったら、「まだあと6ホールありますよ」だと。13ホール目で続けて2発OB。ああ。さて、この名前は何でしょう。答えは最後に。

 ダービーがスタートした頃は平塚競輪場でとん汁を食べていた。だいこん汁と言った方がいいか。300円。薄味で「競輪場とん汁選手権」があったとしたら今のところ1位だ。負けていたので熱いとん汁でアタマを冷やしていた。客の中で、ずんぐり、背中(肩の後ろ)の筋肉が分厚いのは漁師だ。漁師は汚い野次を飛ばさない。日常に芯があるので冷静である。そんな男が、失格の選手が出たときに、急に飛び上がって喜ぶのが面白い。4着の選手を買っていて繰り上がったのだろう。おめでとさん。私はおかげで紙クズ。ああ。

 来週からは全国の地方競馬場でダービーが続く。昔は地域の名勝地や城の名前をつけたレースだったが、今はみんな「ダービー」にしてしまった。子どもっぽい考え方だ。地方競馬巡りをしていたのは20年くらい前か。勝ち負けで感情の落差が制御できなくなるのが地方競馬だった。知らぬ地での道場破りの気分。ちょっとカッコいいか。ズッタズタに切られて帰ってくること何百回。
 中央競馬はどこか「きれい」だった。スマートだった。似合わなかった。

 関係ないけど、「カジさん、馬を買ったらどうですか」と言われることがある。「生き死にに興味がないので」と言って終わりにする。競馬とは馬券でつきあっていたい。あくまで外側にいたい。好き勝手にしたい。内側の人の努力と愛情は尊敬してしまう。
 中途半端に「馬主」と言う輩にはついていけない。

 前号の答え、ではなくキャディさんの名前は「しおり」でした。彼女は「志織」でありました。正解者の中から1名の方に私へプレゼント。ではまた。

#id06050005 | ニコリ | posted by 鍜治真起

2006年05月25日 16:14

大阪

 そういえば先週末は大阪へ行ってきたのだった。忘れてた。神戸新聞杯(9月)以来だ。昔は毎月、関西出張をしていたなあ。1988年頃か。新大阪駅前に部屋を借り、有線放送が引かれていて、そのチャンネルが450もあることにびっくりしたことが懐かしい。BGMの項目に「パチンコ屋」があって、簡易ベッドしかないワンルームでフルボリュウムにすると異次元になる。気持ち悪くなる。

 キタの曾根崎あたりの居酒屋で打ち合わせ(?)をして、ミナミの宗右衛門町のスナックへ移動してバカママのゲラゲラ笑いに酒も進み、最後は内本町のうどん屋へ。2年ぶりくらいか。私と同い年のママはグレタ・ガルボ似。そんときはそう思った。酔っぱらっていた。
 その店「めん坊」は今年で20年という。夜は小料理屋の雰囲気。初対面(あちらは初対面じゃないと言う)のゲンさん、スギさんという常連の方と無駄話。ふわふわと落ちついていく。大阪はいい街だ。
 帰り際に「メールアドレスはアヴァロンですので」とスギさんが。
「あのお、ボク、ブライアン・フェリーのアヴァロンしか思いつかないんですが」と私。
「ええっ、それそれ、そうなんですよ、何で知ってるんですかあ、そっからつけたんですよお、ええっ」
「あのロキシー・ミュージックのラストアルバムでしたっけ、あれのタイトルですよね」
「そうそう、それそれ、ええっ、いやあうれしいなあ」
「あのA面1曲目のモア・ザン・ディスはサイコーですよね」
「そうそう、あとB面2曲目のテイク・ザ・チャンス」
 また座り直し、焼酎を。
 日にちが変わる頃、ホテルへチェック・イン。
 
 BGMは機械がなくてもアタマで鳴らすことができる。
 ブライアン・フェリーを流しながら寝た。

#id06050004 | ニコリ | posted by 鍜治真起

2006年05月18日 19:02

お楽しみはこれからだ

 「お楽しみはこれからだ」はご存じ、和田誠の、映画名セリフ自薦集。シリーズで出ている。いつもどの巻のどのページを開いてもグッド。「絵」がまた切って飾りたいくらい。
 
 おとといは来客が2件。一緒に仕事をしましょう、というアメリカの会社の社長は日本人。熱気があって、話はポンポン進む。進みすぎてしまい、なんと競馬の調教師の息子だって、彼。長男で継がなければいけないのを蹴って今、ニューヨークだと。
 競馬場へゼヒ行きましょう、で握手した。仕事の話、何だっけ?

 そのすぐあとは取材で、記者のバーバラさん。東京に23年住んでいるので、日本語で。「オウケイ、分かりました、ありがとう、あの、私ね」。なんと日本の競馬を海外に配信しているライターだった。
「今、毎週G1のレースだから、忙しくて馬券を買えませんね」。私が馬のニコリに会いにウルグアイまで行ったことを知っていた。
 取材になったのだろうか。なんかいつもの(?)数独の話はしなかった気がするが。

 昨日はあの「国分寺のタクシー」の彼を取材。郵便局巡りが趣味、と言う男だ。郵便局1万5千件を回った話は半端じゃなく面白い。「バッカじゃないの」と思うくらい迫力があった。ホントに毎度毎度、不思議な趣味を持っている人がいるもんだ。飽きない。そしたら彼も毎週、競馬場に通っている男だった。
 
 そんなに競馬人口って多かったっけ。この2日間の感想です。

 パズル雑誌を始めた26年前、パズルがどんなものかも分からなかった私だ。見様見真似で雑誌をつくっていった。3年後(1983年)、会社にしたので初めてニコリのパーティを開き、読者が集まってくれたときはびっくりした。オタクというか、シャイというか、マジメというか、無口というか、とにかく私の友人には一人もいないタイプの人たちばかりだった。私は安請け合いのドド走りの体育会系の宴会好きだが、まったく正反対の人たち。こういう人たちがパズルを好きなんだあ。
 それからは趣味の違いも分かり、自然に慣れていく、そのタイプに。そんで人に違いがないこともパズルという「かすがい」を通じて分かっていく。

 まだまだへんてこな趣味を持っている人間どもに会い続けていくぞ。

 君たちには負けないよ。
 
 お楽しみはオレからだ。
 
 

#id06050003 | ニコリ | posted by 鍜治真起

2006年05月12日 16:13

空見た子とか

 昨日の最後はどこだったか。笹塚の「藤しろ」だ。2年ぶりか。母子でやっている小料理屋。笹塚に事務所があった頃(1993年から97年)は年に180日くらい通った。2人とも変わらぬ。うれしい。ここの格子戸を開けると「オレは1円の商売をやっているのだ」と条件反射に思ってしまう。原点に帰る。
 上記タイトルは野田秀樹の文庫本のタイトル。新宿駅にミロードができた頃、青山ブックセンターで買ったことだけ覚えている。野田は言葉遊びの大家だ。 

 ◎ゴルフに行った
 八王子の先のゴルフ場は雨だった。スタート直前に雷が鳴り、サイレンが鳴り、小屋に戻り。帰って行く客もいて。自然の中の遊びだ、雨もまた良し。待っている間に競馬と競輪を電話投票で買う。60レースくらい買えてしまった。趣味は多い方が楽しい。小降りになってスタート。ツツジが雨に洗われてなおさらの原色。美しい。
「サツキとツツジの違いは何でしたっけ」
「これはドウダンですよねえ」
「シャクナゲってツツジ科なんですよね」
 満開のハナミズキに打ち込んでOB。いいとこなし。
 帰りは西国分寺の「花子茶屋」という手打ち蕎麦屋でアジフライとおから。兄貴(この店のご主人。私だけこう呼んでいる)に事前に頼んでおいたメニュー。

 明日もゴルフだった。知り合いの出版社のコンペである。いつも10組(40人)以上の参加者がいて、長く続いているのは大したもんだ。このコンペほど下手な連中の集まりはない。だからいいのだろう。そんでも優勝できない私ではある。
 出版社の名前ですか? マキノ出版という。では行ってきます、宇都宮へ。このゴルフ場の上も雷街道が通っているのです。バリバリが金属音にもなって、まあ怖い。明日の天気は雨です。カミナリよ、明日会おう。

#id06050002 | ニコリ | posted by 鍜治真起

2006年05月11日 16:57

笑う門で逮捕する

 いろいろあった。の7文字で済む空白の2週間だった。ごめん、何もなかった、筆が走った、筆が滑った、ウソついた。なんだかここんところ「ウソついた」が無性に好きになってしまって。
 上記タイトルは坂田明(ミュージシャン)が山下洋輔トリオにいた頃に書いた本のタイトル(晶文社)。まあ面白い。みじんこの話は天下一品である。

 ◎船橋オートに行った
 朝はやく目が覚めたらNHKで福永光司(故人)が「南船北馬」を語る番組をやっていて、まあ分かりやすい儒教と道教の違いの語らいであった。南船かあ、これも神のお告げと南船橋へ出かけた。船橋オートの「オールスター(SG)」最終日。決勝に乗る8人のうち、なんと3人が50代。かつて(失礼)のスーパースター、飯塚将光が10何年ぶりに決勝を走る。レース前の選手挨拶では20代、30代の選手に混じって控え目。40近いファンが大声張り上げて「飯塚あ、お気を付けてええ」。泣かせる。

 ◎会社に行った
 ディープインパクトがぶっちぎりで「春天(はるてん。春の天皇賞)」を勝った頃、電車に乗って会社に向かっていた。50年に1頭の馬か。ハリケーンラン(イギリス)と戦う日はあるのだろうか。
 会社では「テキサス・ホールデム」というポーカーの研究会(?)をやっていて、私もなんとなく理解できたぞ。今度のベガスではこれで大儲けしたい。ここでは負けたけど。

 ◎京王閣に行った
 今開催からここは秋までナイター。3時過ぎから第1レースが始まり、最終レースは夜の8時20分。昼間どこかで負けてもここにきて取り返せばいい。午後の1時過ぎから全選手がどさっと、いっぺんにウォーミングアップ走行。これが圧巻、楽しい。誰が誰だか分かんないけど。思い思いののんびりムードが微笑ましい。仲間通し5人で走ったり、12人くらいで連なって回る。

 ◎成田に行った
 新勝寺に行くのは2回目か。うなぎ屋も当たりはずれがあるらしい。「ああ、まずかった」と店を出てきたお父さん、入ろうとしていたのでありがとう。裏道を上った成田幼稚園がいい。園児の絵を焼いた白タイル、玄関のステンドグラス。ゆったりとしたでかい庭。
情緒豊かになりなさい。何も考えずに大きくなりなさい。

 ◎武相荘(ぶあいそう)に行った
 白州次郎、正子夫妻の住処だった家。落ちつく。シャガが竹林の前におとなしく咲いていて、とても似合っている。また来ます。近くの鶴川団地内にある「藤田」で天ざる。うまい。また来ます。

あ、来客、続く。

#id06050001 | 雑ネタ | posted by 鍜治真起
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