2006年10月31日 16:52

最近、気になっているニュース

「最近、気になっているニュースってありますか」

「ボクはテレビも新聞も見ないので、ないですねえ。
 今、アタマの中で面白いのは、三角折りってあるじゃないですか。店のトイレに入って、トイレットペーパーの先が三角に折られてるやつ。そうそう、そうです。で、先週、ゴルフ場で朝、トイレに行ったんですよ。そしたら一杯で、待ってて。そんで30才くらいの青年が出たあとに入ったら、三角折りになっていたんですよ。もう一瞬、ぞっとしちゃって。
 それを飲み屋の女の子に言ったら、マッキー、それ、そういう仕事をしている人だよお。クセになってるんだと思う。私たちもあるもん。友だちと飲みに行って、向こうでカラオケが終わるとなぜか拍手してたり、男友だちに自然にライターで火をつけちゃったりって言うんですよ。ああ、そういうことかあ、と。
 そんで、あるスナックに行くと三角折りなんですけど、ときどきそこはその三角がものすごい、とがっているんですよ。長あくて、びっくりしますよ。ボクは勝手に紙飛行機折りって言ってるんですけど。今、三角折りには興味がありますね。

 あと何かなあ。先週、たまたま新庄がテレビのインタビューに出ていたのを見ていたんですけど、なんか優勝した8回の裏の彼の打席が3球3振で、ずっと泣いていたんですって? そのときキャッチャーの谷繁さんが、泣くな、ゼンブ直球で行くぞ、って言ってくれたんですって。それがうれしかったですね、と新庄が言うんですよ。テレビの前で思わず泣いちゃいましたね。
 それで思い出したんですけど、先週、京王閣競輪でビッグレースがあって、48才の恩田繁雄という、京王閣のボスで、選手にはお父さんのように慕われている人気者が久しぶりに1着になったんです。そんでレース後の観客の前でのインタビューで、『松本君が昨日は何にも言わないんですよ。そしたらあれだけ駆けてくれて。彼は男ですねえ』と言うのを聞いて、そんときも泣いちゃいましたね。客も大声援で。
 松本一成っていうのは新潟の選手なんで、あまり恩田と連係することはないんですね。だから普通は前の日に、連係するために作戦会議をやるんですよ。それをしなくても松本は無言で、地元の恩田を勝たせるために目一杯走ったので、恩田は1着になれたんです。あ、競輪ってちょっと約束事の上に成り立っているので、その辺がまた面白いんですけど」

「カジさんって、しょっちゅう泣いているんですか」
「そうですね。でも一瞬ですよ。男っぽい話だとすぐ泣いちゃいますね」


 先週、ラジオ番組の録音に行き、昨日は別なラジオ番組の生放送だった。上記が下打ち合わせのときのやりとり。本番では三角折りはやめて、新庄、恩田の男気のある話をしゃべったのだった。

 今日、会社でスタッフに言われた。「社長、競輪の話ばっかりだったじゃないですか」。私は広告塔になっているのだろうか。


今週末は香港。来週はでかいインタビューです。

#id06100007 | ニコリ | posted by 鍜治真起

2006年10月25日 14:54

旭川 札幌

 旭川はその日だけ晴れだった。先週のいつ行ったんだっけ。石狩川の水は増えていて、今年初めて見る紅葉は、初めて訪ねたこの街で。一気に寒くなったのか、紅が濃い。冨貴堂本店に入った。

 22年前(1984年)、札幌にあった冨貴堂さんがパルコ・ブックセンターに変わった年に、夢枕獏(作家、友人)と2人で、その書店での講演に行った。私は初めて。バクは慣れている。バクのファンが9割だった。そりゃそうだ、バクの本は破竹の勢いで売れている。こっちのニコリ本は全国でも300店くらいにしかおいてなかった。無名度がまるで高い。
 
 吉祥寺のパルコ・ブックセンターにもおいていただいていて、毎週納品するほど売れていた。思いきり売ってくれた担当が桜井さんで、札幌の冨貴堂から来た人だった。
「なして?」とか、北海道弁が混ざり、私も札幌生まれなので、桜井さんとは近いカンジで、無駄話ばかり。
 その後、桜井さんは札幌に帰り、私は札幌出張のとき、「外商」にいた彼を訪ねて飲んだ。売れない(?)本もこうすれば売れるのか、と彼のマジックをまざまざと見せつけられた。プロだよなあ、老舗の冨貴堂だなあ、人が売るんだなあ。今でも私にとって冨貴堂は別格である。黎明期の恩人である。

 初めて見た冨貴堂本店は感慨深かった。古い石造りのビル。ここかあ。
 昔の書店回りのことが急にアタマに飛び出てきた。
 L特急で札幌に入る1時間半、カラダがポカポカしていた。

 札幌での営業もそこそこに、札幌と白石の間にある「苗穂(なえぼ)」という駅の機関区に行きたくなり、行った。この裏で私は生まれた。廃墟のような機関区は昔、蒸気機関車の「庫」で、ここから出る熱湯が私の産湯だった。祖父が国鉄に勤めていたからわけてもらえたのか、地域がわけてもらえたのか、よく分からない。道は馬車が通り、道も馬糞で湯気が立っていた。

 旭川で22年前のことが思い出された。その22年前に「数字は独身に限る」(数独)を世に出したのだった。

 今日はラジオ、明日は新聞の取材です。週末は那須と府中です。

#id06100006 | 出張 | posted by 鍜治真起

2006年10月17日 16:55

バーデンバーデン

 土、日は競馬、競輪を100レース以上やったか。2勝103敗なカンジ。泣かず飛ばずのホトトギス。立川、観音寺、府中、京都、静岡、松戸、北見、大井。それらの馬券、車券を宇都宮、浅草、鴨川、大井で買い、私は一体何をしているのか。

 さて、バーデンバーデンはのどかな町であった。イギリスのバース(ロンドンから電車で1時間半くらい)ではローマ風呂を見たが、この地の風呂(クアハウス)は見なかった。料理はいつも1人前が3人前くらいあって、これじゃあ日本人は何をやっても勝てない。ここで合流したヒロ(NYから来てくれた)は、ピアノ線(ヒロの妻)から止められているフライドポテトをここぞとばかりに食べていた。
「ドイツのフライドポテトがいちばんうまいですね」
「あ、そう」。私は2年に1回くらいで充分。

 世界最大のブックフェアはフランクフルトで。バーデンバーデンから特急で1時間半くらい。前日の特急は50分遅れだったが、今日は順調。会場がまたバカでかい、客が多いのなんの。さすがだ。
 台北のブックフェアは会場の規模は小さいが、3日間で50万人を集めるお祭り、即売会のムード。家族連れだから子どもが目立つ。
 香港のそれは毎日10万人が訪れて6日間だったか。若者が圧倒的に多い。このフェアのために本代を貯めている。
 シカゴのそれはゆったりと。バイヤーが多かった気がする。
 ニューヨークのブックフェアはドイツに次ぐ規模。ディスプレイがうまい。

 今回は予想通り、SUDOKU本があっちこっちのブースに様々なカタチで咲いていた。ニコリが日本で展開しているオリジナルパズルの本もあって、えっ? この国と、この出版社とも契約してたっけ? ジミーもノブ(ニコリ)も首をかしげる。あ、今回はニコリスタッフ7人&ヒロで視察旅行。
 ジミーはインドの出版社と会う約束をしていたが、最終日だったのでインド人はさっさと店をたたんでいたのでした。アメリカの提携先の出版社と濃い話などをして。
 
 バーデンバーデンでは、ドストエフスキーも賭けたという、ドイツで最古のカジノに行ったが、ネクタイ着用というので、入ってやらなかった。遠目から中を見ると、客が多く、みんな立っていて、モンテビデオ(ウルグアイ)のカジノの雰囲気。カジノの場合、客が少なくてもつまらん(負ける)、多すぎてもつまらぬ(負ける)、楽しめる時間はなかなかないものだ。

 実り多いツアーであった。外国に行くとアタマが冴える。アドレナリンが出る。

 昨日、刑事イシー(ニコリ)が「社長、出張報告をしてくださいよ。視察に行ったんですから。聞きたいですよ」と言う。「そうだったなあ。誰も書かないなあ。どっかで書こうな」。
 ゆるい会社である。

#id06100005 | 出張 | posted by 鍜治真起

2006年10月13日 12:53

歯医者

 今回のヨーロッパ出張の前に、前歯の大工事をやる予定になっていたのだが、予約時間を思いきり間違えてキャンセル、帰ってきた昨日、2時間弱の大工事をしてきた。麻酔をやたら打たれてあとはビル工事の音と一緒。ふーふー。

 そのヨーロッパに行く前日に前歯の差し歯(仮り歯)がとれた。しろくま(歯医者の先生)の「ヨーロッパに行く前に(手当てを)しましょうね」という発言はおそろしく正しかった。
 出発当日、成田でアロン・ピー・ア・ピーを買い、差し歯を接着、私なりの応急処置。大体1週間はもつ。
 2年前の忙しいときもア・ピー・ピーでしのいでいた日々があった。コンニャクを食べたらコンニャクに差し歯が刺さっていたり、グリーンでパットをしようと思ったらポロリと落ちたり。きれいな緑の地面に白い歯がいっこ、下に、という光景は先に同伴者がびっくりの大笑いで、私は笑えない。恥ずかしいだけ。


「また海外だったんですか」と、しろくま。
 「うん、スイスとドイツ」とわたくし。
「ボクも学会で4,5,6日がチューリッヒで、そのあとあの登山電車で」
 「ああ、オレも5,6日でルッツェルンからユングフラウだったよ。すれ違いだったねえ」
「あれ、よかったなあ。高山病に似たカンジになりませんでしたか。同僚はボーッとしていましたよ」
 「オレもあんな高いとこ、行くとは思わなかったから、ポロシャツとコートでもうダメ」
「だって3500メートルでしょう、でも行ってよかったなあ」
 「あのいちばん上の駅で寒いから赤ワインのボトルを空けたらこれがまたうまいのなんの。そしたら突然吐き気がして、力がなくなっちゃって、もう最悪」
「そりゃあ飲みませんよ、フツーは」

 しろくまにア・ピー・ピーでくっつけたことは言わず、診療台でなされるがまま。好きにしろ。


 アイガー、ユングフラウの麓町のインターラーケンにはオリエント急行が止まっていた。今回はICE(英語でアイス、ドイツ語ではイーツェ)と呼ばれている特急にも乗って。登山電車にも乗った。よくあんなものをつくったもんだ。しかも1912年にだよ。
 ユーロスターとGNER(イギリスの特急)には乗っている。なんだかカシオペアとかサンライズにも乗ってみたくなった。JR九州の特急車両のデザインはパチパチ。重たい雰囲気がいい。ドアの置き場もいい。
 月刊「TITLE」の先月号は世界の鉄道特集だったよなあ。家にあるはずだが。
 急に家に帰るのが楽しみになってきた。

 今日はこれから宇都宮です。明日はマキノ出版の下手自慢コンペ。明後日は南房総でヘラブナ。帰宅月曜日予定。来週は抜糸(歯の)と北海道。(それだけかよ)。週末は読者との1泊放談会(ゲーム大会)。
 重たい打ち合わせはそのとき考えればいい。

#id06100004 | 出張 | posted by 鍜治真起

2006年10月11日 13:16

スイス&ドイツ

 昨日、戻りました。
 フランクフルトのブックフェアに行ってきた。提携先のドイツの出版社のジャン(推定男、47才、眉毛が黒いチャイニーズとのハーフ)にはサイン、プラス俳句をせがまれ、混んでいるブース内で1句、詠む。それを一緒に行った社員に「つまんなあい」と言われたので、ここではおひろめしない。

 数独の 独はドイツの 独ですよ

 の方がよかったか。ダメか。そうか。

 スイスは観光、ドイツは仕事で、その間INも私のケータイもつながらず、失礼した。国際通話OKのケータイをなくして、また同じ機種にしたのだが。なくしたケータイが2日後に枕元から出てきて、それも新しく使うことにして万全だったのだが。世の中、進んでいるのだろうか。私が追いつけないのだろうか。

この旅行の話、これからチリポリ、書きます。 

#id06100003 | 出張 | posted by 鍜治真起

2006年10月04日 13:33

どじょう

 昨日はイギリスの某国大使館の仕事を終えて帰国したノリコとランチ。どじょうは初めてと言ったが、「丸鍋」も平らげてくれてよかったよかった。
 広島生まれなので鯉はちょっと、と言うので、鯉のあらいは頼まなかった。浅草寺境内の線香をアタマにふりかけ、2人ともアタマが良くなり、お参り。「ヨシカミ」を通り過ぎて、「アンジェラス」で珈琲という下町散策。喫茶店に入るのは数年ぶりか。
 外国で働いている人は2,3年で異動する。ノリコと共に去年、ロンドンで昼飯を食べたSさんは今、マレーシアにいるという。そうかあ。
 ノリコ、仕事先が決まったら就職祝いを。ハーイ。

 これから有明へ。AIGオープンを観に。フェデラーはどのくらい強いのだろうか。私の時代はジミー・コナーズ、スタン・スミス、アーサー・アッシュだった。ケン・ローズウォールはちょい上。マッケンロー、ビヨン・ヴォルグはちょい下だった。
 古川先生にお会いするので、「文藝春秋 特別版」をどこかで買っていこう。

 明日からヨーロッパです。バッグいっこ。とりたてて荷造りなし。どんな日程なのか、出たとこ勝負。ではないな。

 今夜は大井で大儲けしなきゃいけないし。

#id06100002 | 雑ネタ | posted by 鍜治真起

2006年10月02日 17:51

 雨は好きだ。動きたくなくなる気分がいい。今朝も家から出るときに雨足が強くなり、会社に行きたくなくなった。こうして社員も会社に行かず、本日休業ならサイコーの会社だろうなあ。「雨天休日」。農家とニコリくらいだろうな。できたらだけど。あと海の家。
 ノーベル株式会社賞があったとしたら、いただけるかもしれない。

 彼岸花の白いヴァージョンを先々週、初めて家の近くで見かけたが、今朝はその白い花たちも落ちていた。冬に葉っぱを出し、来年また会いましょう。

 昨日は久しぶりの西国分寺「花子茶屋」で、房子さん(女将)に月見草のしおれた一花を見せられた。ねじれてつぼまった花弁は見事な深紅でびっくり。
 ある昼に咲いた真っ白い花が、深夜にはショッキング・ピンクになるという。それが翌日には血に塗られた赤になるから神秘。飲みすぎた私は陳腐。

 カンナも最後の赤を振りまいている。どこかイナカっぽいところが愛らしい。サルビアの赤たちは踊りたがっている。街路樹の百日紅(さるすべり)もそろそろ帰り仕度か。

 昔、セイタカアワダチソウがブタクサをどかすくらいに、その真黄色で咲き誇ったが、今はどこでどうしているのだろうか。ムラサキハナナと名付けられた帰化植物はすっかり根を下ろしたようだが。
 芝生を歩けばピョンと花をらせん状に咲かせていたモジズリも今年はあまり見ない。って、歩かないだけか。飲んでばかりが人生ではないのだろうな。

 
 雨が降り 今日は重馬場 しか浮かばない

#id06100001 | 雑ネタ | posted by 鍜治真起
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