2008年01月31日 18:25

代々木上原2008。

 さっきまで来客。韓国の新聞社の取材。パクさん(40代男性、眼鏡をかけた琴光喜似)は面白い人だった。
 「アメリカの新聞で、カジさんは会社を大きくしたくない、という記事を読みましたけど、ホントですか」
 「そうです。潜水艦のような会社にしたい、とずーっと思っています。社員と家族80人くらいと、読者5万人から10万人くらいの輪っかで、みんな元気で、そしたらあとは誰にも知られなくていい。そんで質だけは高く、そこそこ、ほどほどに動き、長続きする会社がいい。今は数独のおかげさまで、ちょっと浮上しちゃったけれど」と応えたら大笑いされた。彼はいい人だ。
 「ホントですかあ」
 「ホント」
 笑いながら首をかしげるパクさん。

 昨日は代々木上原の「山形」にも行った。
 大将、63才なのに相変わらず若い。お店が今の表通りから1本裏に入ったところにあった頃からの付き合いだ。18年になるか。
 その頃はお互いヒマ(?)で、毎日のように行き、お店で原稿を書いたりしていた。ニコリ事務所から50mという、ご近所付き合い。
 そのころ大将は昼間に尺八を習い、あんこうの調理を習い、フグの調理を覚え、寿司を習い、覚えたてのそれらをごちそうになり。単なる居酒屋に、いつのまにかメニューが増えていった。
 
 「子どもの国」で毎年行っていた、読者と泊まり込みで遊ぶ会(70人くらい)のことを話したら大将、「行くよ」と言って、馳せ参じてくれて、全員の晩飯はいつものバーベキューではなく、その日だけ、アンコウ鍋、スッポン鍋という、チョー豪華な晩餐となった。彼が材料からまな板から寸胴まですべてをクルマ一杯に積んでつくってくれたのだった。
 「あの頃は面白かったなあ。あれで自信ついたよ。あの頃のニコリさんとの思い出は山ほどあるねえ」
 「ありがとう大将、オレも楽しかったよ。若い読者なんかびっくりしてたもんなあ。何これって」

 大将が元気だから魚もピチピチ新鮮、旨い。言うことなし。また来まあす。 

#id08010007 | 雑ネタ | posted by 鍜治真起

2008年01月30日 17:56

ネガエル。

 昨日は江ノ島(神奈川県)の寝返り男、宮ちゃんとバカ話に花が咲いた。
 「太った? リバウンド?」と私。
 「そうなんだよ。来月に2週間、淡路島の道場に入って健康になるからね。で、春からさ、スキューバを始めるから。そんときはお祝いになんかちょうだいね」
 すかさずジミーが「ブロックの3つ4つと縄を贈るよ」
 「ああ、ありがとね。で、沈んだままかって? 浮いたりして」
 「じゃ、オレはテトラポット、贈るわ」と私。
 「それなら完璧だな」と宮ちゃん。

 店を替えて、将棋と格闘技の話で盛り上がる。ヒロはその両方に詳しい。ナカジョー氏は格闘技にめちゃくちゃ詳しい。さすが、夢枕獏事務所を仕切っているだけのことはある。遅れて加わった、凸版の紫外線女史と私はその両方にうとい。もっぱら聞き役。

 「取った駒をまた使うのは将棋だけなの?」
 「そう」
 「軍隊で寝返る奴もいたからなあ」

 ねがえる。ふーむ。

 昔、飲むと言葉遊びばかりしていた時期があった。ノブと町田時代(20数年前)に「いくどん」というホルモンの店で飲んだくれていた頃だ。増殖しりとり、大中小遊びなど、ルールを勝手につくり、アタマをふらふらさせていた。

 「動詞のような名詞遊び」とか、突然、手を挙げてしゃべり、言っていく。
 「ランドセル」
 「ほほう」
 「輪ゴム」
 「はっはあ」
 「スポーク」「はつはる(初春)」「残念至極」「スクラム」「レース仕様」等々。

 無意味な時間があったから今がある。


 これから笹塚の「藤しろ」のお母さんのところで取材。なことないな。

#id08010006 | 雑ネタ | posted by 鍜治真起

2008年01月29日 18:39

書類、活字。

 先週から昨日まで、延べ15時間くらい、ニコリの就業規則を見ていた。
 秋は決算書を見ている。
 週末は競馬、競輪、競艇、オートの新聞を見ている。
 雑誌は1週間に10種類くらい、買って見ているか。
 意外に活字を見ているなあ。(そんな大雑把すぎるくくりでいいのか)

 先週末は某書店チェーンの新年会に行ってきた。2000人規模の新年会は面白い。人間なのか、じゃがいもなのか、戸惑う気分が新鮮だ。
 ケータイ小説の話題にもなり、本として売れているのはいいことだ。若者が本屋さんに足を運んでくれることで、うれしい。
 出版の敵(?)はインターネットでもなく、ケータイでもなく、出版界の構造にある。敵は内側にいるのだ。世界中の出版界はIT界(?)はもちろん、異業種と共存していますよ。

 銀行の窓口もあと10年くらいでなくなる(いらなくなる)のではないか。
 SUICA(ICOCA)も10年後にはNYやロンドンで使えたりして。
 日本のショッピングモールは20年後は、半分くらい居住施設(海外宿泊者用とか、ケアホームとか)になっていたりして。
 世界中の大都市の中心部の車道は、すべて自転車道か、歩行者天国になっていたりして。 すまぬ、バカな妄想が膨らむ。


 これからジミーと、ジミーの朋友の宮ちゃん(毎日やっている運動が寝返りという素晴らしい男)と久しぶりに浅草で。NYから来ているヒロ(弁護士)と夢枕獏事務所のナカジョー氏も一緒になるか。ヒロは相変わらずおかしな行動をしています。

#id08010005 | 雑ネタ | posted by 鍜治真起

2008年01月28日 17:34

おめでとうございます。

 人形町「松波」のお母さんに電話したら、「おめでとうございます」と、のっけに言われた。そうか、今年初めての会話かあ。この時期に、とも思ったが、意外に「おめでとうございます」はいいかもしれない。
 夏に1年ぶりに会った人にも「おおう、久しぶり」ではなく、「おめでとうございます」。
会えることでうれしい人とは「おめでとう」とか。
 毎日がめでたい私だからそう感じるのか。日本語を壊しすぎてはいけませんね、はい。

 先週、84才の古地東風さん(コチコチがペンネーム、読者、パズル作家)とお会いして、また元気をもらった。西暦なら、昭和なら、平成なら、などの話をしていて、「皇紀」なら何年かねえ、という話になり、私は出任せにしゃべった。
 コチコチさん、今年は2668年でした。失礼しました。

 先週の先輩方との会食は面白かった。上野の某ホテル集合で、初めての方と名刺交換したすぐあと、「ちょっと、食事の前にお風呂に入りませんか」。
 ハッ、いいですねえ。と言ってはみたが。
 そこは温泉がひいてあって、檜風呂で、となり、私たち4人だけがスーツ、ジャケットで脱衣場だよ。他のみなさん、浴衣だよ。
 まあ、いい湯だった。
 平日の晩飯前にひとっ風呂。しかも東京の平日に。ぜいたくぜいたく。

 
 そろそろ飲みすぎに注意しようか。で今週も始まる。

#id08010004 | 雑ネタ | posted by 鍜治真起

2008年01月22日 17:02

頭寒足熱。

 私は寝るとき、アイスノンっていうのか、冷えピタっていうのか、それを枕にしたり、おでこと首の後ろに貼って寝ることが多い。
 私は「末端冷え性」の逆で、「末端熱くなる性」のタイプ。
(タイプでいいんだよなあ、まさかオレだけじゃないよな)
 蒲団に入っても足を出して寝ている。
 ホテルでは毛布がベッドに折り込んであるので、3方向、その折り込みをはがして(?)安心して寝る。

 「頭寒足熱」が健康にいいというが、ホントなのだろうか。
 好きにするのがいちばん健康によろしい。


 以下はバカ話なので、読まなくていいです。

 ロンドンから帰ってきている丸ちゃんと、初めて入った飲み屋で。
 「あのお、お名前は?」と飲み屋の女の子に聞かれた。
 「この人が丸ちゃんで、オレはカクちゃん。あなたのお名前は?」と私。ニックネームはいくつあってもいい。思いつきで言った。
 「ヒロコです、よろしくお願いしまあす」
 「じゃあ、あなたのニックネームはさんちゃんでどう?」と私。
 「は、はい、あ、あのお、どうしてですか」
 「丸だから丸ちゃん、四角だからカクちゃん、あなたは三角だからさんちゃん」
 「あああああ、そういうことですかあ。ハイ、分かりました。あのお、わたし、今、実はすごく三に縁があるんですよ」
 「えっ、どんなの?」
 「まずですね、わたし、三重県生まれなんですよ」
 「おおう」
 「それでですね、今、33才なんですよ」
 「おう、そんでそんで」
 「そんでですねえ、わたし、3女なんです」
 「ほおーっ、3番目」
 「はい。それからですねえ。わたし、三つ子なんです」
 「はああっ? そこまであるんだあ。それはびっくりするなあ」
 「こんなこといろいろ、お客さんに一度も言ったことないので、わたしもさっきのさんちゃんで、びっくりしてます」
 丸ちゃんが、彼女の胸につけているネームプレートを指して、尋ねた。
 「この、あなたの下にある花の名前は何なの?」
 「わたしが生まれた日の花なんです」
 「クロッサンドラか、ここにも三があるじゃない」
 「えっ はっ? あ、クロッサンドラのサン? あ、そうでしたねえ」
 こうして今日もバカな客2人は飲みすぎてゆく。


 これから先輩と会食です。バカはできそうにないかも。今週は会議が多い。

#id08010003 | 雑ネタ | posted by 鍜治真起

2008年01月15日 17:24

スキー場。

 スキー場は寒かった。その通り。
 毎年の石打で、ロッジ一幸で、鶴齢の荒ら絞りを厨房で、親父さんもお母さんも元気でなにより。野沢菜もうまい。酒も酔わない。寒いからか、アタマだけがほろ酔いで。

 翌日の吹雪の中、朝に2本滑って終わり。膝ががくがくになるのは、毎年の健康診断か。まだ滑れるだけ良しとしよう。

 夜中、宿の窓を開けると、極上の空気が入ってくる。すぐ下には上越線の線路が流れていて、貨物列車がシャーッと走り過ぎる。その向こうの17号線にはヘッドライトが薄く続く。遠くの向こうには青い山がある気配。雪国の夜中はなんか引きこまれる。それが怖いような、恋しいような。子どもっぽくなる。


 あ、今週だと思ったが、「数独パズル殺人事件」というミステリーが出ます。たそがれのトシキの翻訳で、私がなんと解説。ホントだってば。私は本文、読んでいません。おととしにNYにいるときに、ヒロに「アメリカで数独のミステリーが出版されますよ」と聞いたその本です。


 ◎今週のB級ギャンブラー・某競輪場で

 うどん屋のおばちゃんが
「おじいちゃん、はい、おにぎり。これ食べてまた元気出して当ててよ」
 「そうだなあ、当たってたら孫と寿司食ってらあなあ」とおじいちゃん。
 ゆっくり食べるおじいちゃん。
 しばらくして。
 「おじいちゃん、おいしいかい?」
「やることないから食ってるんだよ」


 これから中目黒の串揚げ屋です。今週は静かな日々になりそう。

#id08010002 | 雑ネタ | posted by 鍜治真起

2008年01月09日 19:00

すべる話。

 正月は西日本をふらふらしてきた。大阪、小倉、博多、岡山、高松はどこもポカポカのいい天気だった。
 博多(大名)では「いとちひさき」という、カッシーの店で、彼が2週間かけてつくったカラスミを食べ、赤と白ワインで千鳥足。高松では個展をやっているトムバーガー(画家)夫妻に誘われて、彼等の古い友だちであるミノル&チアキ夫妻のお宅に呼ばれて、豆乳鍋で赤ワインをどこまでも。どこの街でも負け続けたことを簡単に忘れて。ああ。

 今年の抱負は「隙間だらけにする」と、社員の前で言ったが、その前後の話は忘れた。


 去年の秋、蔵前の事務所から湯島の「つ多」まで、タクシーに乗った。いつものことで、2メーター、10分くらいか。
 運転手さん、無言。これもよくあることだ。
 半分以上乗ったとき、運転手さんが話しかけてきた。
 「お客さん、この前、後ろでなんか音がするんですよ」
 「は? ハイッ?」
 「その座席の後ろからコロコロ音がしてね」
 「ハア、えーとお」
 「その空気清浄器のところに転がっているのを見たら、ピストルの弾だったんですよ」
 「えっ? え、何ですって、何だって?」
 運転手さんは突然しゃべり出し、しかもトーンはフツーだし、私は不意を突かれるし。アタマん中は疑問符だらけ。どこから質問すればいいのか。
 「それで上野警察に行って、事情聴取っていうんですかね、まあ、長かった」
 「そんでそんで? えーとお」
 「ヤッチャンのカンジでしたねえ、髪型とか、格好とかでね。東北訛りだったなあ。上野から池袋まで乗せてね」
 「それじゃ、電車で行けばいいのにねえ」(驚きすぎて普通の感想だ)
 「なんか、バッグを3つくらい持ってたのかなあ。それでセカンドバッグを開けてたなあ。で、ポロッと落としたんだろうなあ。私、こっちの方、あまり走らないので、ちょっと思い出してさ」
 「あ、あのさあ、そのときって、どうでした? あのさあ」
 タクシー、「つ多」に着いてしまった。そこでしばらく話を聞いてしまった。
 「運転手さん、面白い、サンキュー、気をつけて」
 で、降りた。
 突然の面白さに、見送る(?)そのタクシーのナンバープレートを見た。
 なんと「・893」であった。へえええええ。

 「つ多」にジミーとユリポン(ジミーのかみさん)がいて、今の動転話をした。2人ともノッてきてくれた。興味津々なので、話し甲斐がある。いいぞ。
 そんでサイゴに、ナンバープレートのことを言った。
 そしたらなんと、2人が同時に「なーんだあ、つくってるよお、それ。あーあ」「ねえ」
 「違うって、ホントなんだから」
 「ウソだろお、ハイ、おつかれさま」
 「ちょっと、いや、ホント」

 事実は出来過ぎていてはいけない。


 今週末は雪国です。今年もよろしく。

#id08010001 | 雑ネタ | posted by 鍜治真起
end of entries.