2008年11月25日 11:21

ある秋の朝。

 先週末は突然の歯痛と熱でダウン。万年時差ボケのたたりか、マラリア気分か、二十日酔いか、句読点のない生活を続けすぎたのだろう、バッテリーがなくなっていた。

 昨日は雨の中、南房総の「菊池(きくいけ)」へ。寝ていられないのは貧乏性か。
 釣り人は運転手のいっちゃんと私だけのヘラブナ釣りで、充電満タンを実感。
 夏の「両ダンゴ」(えさの付け方の種類)は浮きが動かず、「セット」にしてやっと4枚上げ、ありがとう、すぐまた来るぞ。
 2枚目が35cmで良形。竿が絞られ、なかなか上げられなかったのもうれしかった。
 浮きがカツンと沈み込むアタリをヒットできないのも、気分がいいのでイライラせず。


 東京は昨晩の強い雨が何もかもをさらっていってくれて、今朝は快晴。
 私にとっても、「とって起き」の朝。
 吐き気もせず、下痢でもなく、立ちくらみもなく、しかも自分のイエでの朝なので、すこぶる健康気分。フツーの方は毎日こうなのだろうなあ。
 よし、歯医者も、マラリア検診も、みんな先送りにしようっと。


 今週も会議と来客多し。合間に来春のスケジュールを漠然と考えるか。その前に年末まで、ギャンブルのチャンピオン決定レースが続く。わくわく。


 バラが落ち、山茶花と椿の季節。ひらっひらっと落ちる山茶花と、ドサッと容赦なく落ちる椿はいいコンビだ。
 落ち葉をガサガサと掃除するおばあちゃんに感謝。裸になったケヤキとイチョウよ、おつかれさま。
 去年の秋に、大阪の京橋から川沿いに歩いた紅葉が思い出された。おじいちゃんがその川で貝を育てていたっけ。不思議だったよ。

#id08110009 | 雑ネタ | posted by 鍜治真起

2008年11月17日 16:50

ギャンブル雑感。

 昨日、おとといの休日は久しぶりに競馬、競輪、競艇のライブを回って、やっと血管に酸素が入った。血が騒いでくれた。日本に帰ってきて1週間。やっとメインディッシュを食したというか。
 日本の競馬は新人に限らず、まだ騎手が馬を御せない。御せないというより、まだ馬を知らない、馬に遊ばれている。外国の場合、馬を鍛える騎手(レースを覚えさせる)と、馬を壊す騎手(目一杯に勝つ)がいる。これが哲学になり、馬主、調教師の哲学と合えばお抱えになり、合わなければトレードとなる。
 競輪は新人が一人(実力)では勝てないことを知り、経験値を上げて戦法をアタマで考えられるようになると、自分の走り方を変えていく。自然に変わるのではなく、自分の意志で変更していく。ここが面白い。その度胸があるかどうかで、どの辺まで上を目指すのかが分かる。
 競艇とオートは場数を踏む中から、一瞬のタイミングを逃さないセンスと度胸を身につけてゆく。狩人というか、個人の切磋琢磨にかかる比率が高い。
 それぞれに興奮する瞬間が違う、それぞれに独自の面白さがある。
 今はさすらいのギャンブラーは、私も含めて100円単位の小バクチが大半なので、ファンの相互交流が増えている。特にパチンコ派が競艇や競輪に来ている。面白いことだ。

 ジュネーブにカジノがあった。マックが言う。
 「カジさん、行きますか」
 「いいですねえ」
 「でも、500円以上賭けてはいけないらしいですよ。私は行ったことがないんですけど」 「えっ それどういうこと? 何に500円?」
 「分からないんですけど、ここはハンパじゃない金持ちが多いので、使うな、ということなんですかねえ」
 「あっ、ははあ、遊ぶときにバランスがとれなくなるからかなあ。ベガスでも大金を賭ける人たち専用の部屋(エリア)があるからね」

 モザンビークのマプートにも海岸沿いにカジノがあったよ、1軒。


 あ、来客。今週も公私いろいろ。フツーの生活に戻るのは来月の第2週の予定です。
 先週、「つ多」は皆勤賞だったっけ。ダブルブッキング、続きます。

#id08110008 | ギャンブル | posted by 鍜治真起

2008年11月13日 18:17

ライブ残像、アフリカ残像。

 さっきもフィラデルフィアから来客が。お忙しい中、わざわざ蔵前まで来ていただいて、ありがたいことだ。
 「全米数独選手権」の前夜祭でお会いしたチューニ女史と前向きな話。
 「ごめんなさい、私、数独は、やらないんですけど、あの英語のスピーチはもう、素晴らしかった。カジさんの人柄がみなさんに伝わったと思いますよ。英語、できるじゃないですか」
 「ありがとうございます。あ、あのスピーチは20年の付き合いの競馬仲間につくってもらったんですよ。ボクはまったくしゃべれないんですよ」
 「そうなんですか。でもこっちではスドクっていうから、素読なのか何なのか分からなかったわ。これで堂々と胸を張って言えます、私もやります。あの、商標が取れなくてミリオネアーにはなれなかったけど、世界中の人たち、ビリオネアーの人たちに会えることの方がいいっていうの、よかったわ。横にいた主催者の社長さんも涙を拭く仕草をみせてね、みんなに受けていたでしょ。あの余裕というか、私もこれから楽しんで仕事をします」 
 ありがたいことだ。
 「また来年も協力お願いできますか」
 「お役に立てれば、はい」
 英会話学校に通うかなあ。


 モザンビークの学校で、授業が熱く盛り上がったのは、他でもない、ナオちゃんのおかげさまである。彼女のブログでその熱気が伝わります。
 「シャンガナ語 なを」で検索して、彼女の「3ヶ月ぶりです」の7番目に私も出てきます。


 お礼のメールを出し続けて今週は終わりそう。

#id08110007 | ニコリ | posted by 鍜治真起

2008年11月11日 20:30

旅の終わり。

 東京です。しゃべりすぎて飲みすぎて、今朝、帰宅。熱っぽいが風邪ではないだろう。下痢は飲みすぎたからだろう。
 マプトで、医者の小島さんに、「帰って風邪のような症状が出たり、下痢が続いたら、マラリアかもしれないので、検査を受けてください」と言われた。
 マラリア・キャリーか。ノミスギッテ・ハイテルか。

 パズル通信「ニコリ」の進行が大詰め。これからコピーを30本書いて、サイン本をつくって、ロストのバゲージが成田まで来たので委任状の書類を書いて、「つ多」に顔を出して、サイゴは赤坂のスナックか。
 東京生活が始まった。
 私の机があっただけでありがたいことだ。

 昨日の「今井」ではクールダウンのつもりが吠えていた。大風呂敷広げて。
 ノブが言う。「社長は大所大局はいつもしっかりしたこと言いますね」
 まりが言う。「具体的に何をしたらいいか、一切言わないですよね」
 ジミーが言う。「ああ、そのアイディア、面白いなあ」
 身内で飲むと、ついフルアクセル。しゃべりすぎ。スマートな飲み方、教えてください。


 5日、6日はモザンビークできちんと授業をこなして、握手もたくさん。
 サイゴの晩は、日本大使館の大使が夕食会をもってくれて。
 大使公邸へは、マドリーのボクサーパンツに、3週間履きっぱなしのジーンズに、ジュネーブのTシャツでおじゃましたから、緊張の仕様もない。
 瀬川大使、ごちそうさまでした。サマセット・モームの「人間の絆」のエピソード、和みました。40年ぶりに思い出しました。楽しかったです。
 アツコさん、ホテルまで送ってくれてサンキュー。

 7日の朝はチェックアウトでトラブル。事務のモアイくんが、フロントガラスの半分が割れているヒュンダイの2箸鯣瑤个靴討れて、ぎりぎりに空港に着いた。サイゴのサイゴに走る2人。なぜかお互い、笑ってしまう。モアイ、待って待って、ウェイト、ウェイト。
 税関を通る直前に、サリファ女史が駆けつけてくれた。とたんにこの5日間ゼンブが浮かんできた。
 
 サリファとドライバーのミルカと私の3人は、ずっと一緒だった。朝飯、昼飯、晩飯、いつも3人で食べて過ごした。サリファが選んでくれたメニューは、すべてうまかった。ずっと、肉ではなく、魚を頼んでくれた。
 サリファはいつも横にいてくれた。
 私はいつもタバコを2本、口にくわえて、同時に火をつけ、1本をミルカにあげていた。ミルカは自然に私のカメラをとって、私を撮ってくれていた。
 別れるとき、サリファが、重いエボニー(黒い木)の彫刻、民芸品を私にくれた。
 ムート・オブリガード、サリファ。
 サンキュー、マキ。ハバ・ナイス・トリップ。シー・ユー・ネクスト・スプリング、OK?
 OK、ノー・プロブレム。
 握手したまま。なぜかうれしすぎてハグできなかった。
 また会いましょう。
 手を振って。
 チェックアウトで怒っていたサリファの顔がサイゴじゃなくてよかった。今、笑顔で手を振ってくれているサリファがサイゴでよかった。


 香港の夕方。猥雑な人混みの中をふらふら。ネイザン・ロードあたりを。クールダウンのつもりが、足は勝手に場外馬券売り場に。あれ、まずい、マークシートでの買い方を忘れてしまった。チキショー、儲け損なった。
 ケータイはとっくに電池切れ。充電器はとっくになくした。サノさんと会えず。ごめん、サノさん、また来ます。


 日曜日の夕方、成田着。Tシャツで震えながら一服。
 25泊の駐車料金は4200円だった。コウちゃん、ありがとう。駐車場の名前、内緒。

 帰り。旅の直前に買った、ipod nanoで、ボブ・ディランのアルバム「デザイアー」の中の「モザンビーク」を繰り返し聞きながらのドライブ。サリファに聞かせたらびっくりしていたっけ。
 ワオウ、ナイス、マキ。アイ・ノウ・ヒム。


 イエの玄関を開け、居間のドアを開けたら、かみさんと次女のなつ子が飛び上がって驚いた。

#id08110006 | 出張 | posted by 鍜治真起

2008年11月08日 16:22

イン・カオルン

イマ ホンコンニ ツイタ アルヨ

              ハチニチ ゴゴ ヨジ カオルンノ ホテルヨ

#id08110005 | 出張 | posted by 鍜治真起

2008年11月08日 16:17

イン・シャイシャイ

5日の朝6時。噂のシャイシャイからクルマで30分の海沿いのホテルです。
 でかいインド洋は深い青色で、波が荒い。はるか向こうにマダガスカル島が。見えないけど。

 昨日の朝、マプートを8時過ぎに出て、トヨタ・カローラをぶっ飛ばし、途中、お茶をして(私はビール、付き添いのサリファ女史とドライバーのミルカはコーラ)、シャイシャイには11時半頃に着いた。
 その間、ずっと見渡す限り草原。延々と続く一本道。
 ときどき、きれいに植樹してある木々はカシューナッツ・トゥリー、とサリファが教えてくれる。
 少し前まではカシューナッツが輸出の1位だったが、今はアルミが1位とのこと。

 
 シャイシャイは立派な町だった。XAIXAI、と書く。英語のクロスワードなら、作り手には重宝するアイテムかも。
 科学技術省の支所(ブランチ)があって、そこで打ち合わせ。コンピュータはDELLがたくさん。紙もありました。数独の1問をたくさんコピーして。
 
 
 昨日の授業の迫力は一生忘れない。

 丘の上に突然、ポツンと大学はあった。コンクリートの平屋が2棟だけで、他の設備は一切なし。柵も門もグラウンドもなし。周りは赤土、道も赤土。
 50人くらい入れる教室は5部屋あったか。
 午後3時に教室に入ったら、学生でびっしり。それだけで感激した。
 60分くらい、いつものパフォーマンス(?)で、数独を解き、パズル的な問題を出し、コバさん(ニコリ)仕込みの「チェーン・リング」も大受け。みなさん、大声で笑い、叫び、急遽、通訳に加わってくれたナオちゃんのおかげさま。
 終わったあとは、ドサッと私を囲んでくれて、数独をもっとくれ、他にもっと教えてくれ、もう1回、チェーン・リングをやってくれ。
 
 若者はみな、どん欲な向上心があった。みな、目が輝いていた。それが私に突き刺さってくるような。うれしい。
 みな、アタマが飢えている。


 次の大学へは20kmくらいか。海沿いのホテルでチェックインしてからそこへ。
 午後6時。日は暮れて、また草原の高台にある教室の窓明かりが熱い。
 教室に入ると、これまたぎっしり。100人近くいたのではないか。夜間なので、大人が大半。
 
 最初の大学で授業のあと、ナオちゃんが私に言った。
 「わたし、こっちに来て1年ですけで、こんなに数字に熱心なの、初めて見ました。びっくりしたわ。彼等は数学がホントに苦手なんですよ、数学だけが取れなくて学校をやめていく人、たくさんいますもん、いやあ、すごいわ」
 そうだった、数学の授業だったらしい。付き添いのサリファ女史も数学の先生を20年以上やっていた人で、今は科学技術省に勤めている。

 2回目の授業もサリファが私を紹介してくれた。その発言をナオちゃんが訳してくれた。
 「マキ・カジは日本から来てくれました。科学技術省の大臣が個人的に、特別にお呼びした人です。今日は数学の授業ですが、マキ・カジは遊びを大切にする人です。今日は数学を忘れて楽しんでください。考えながら遊びましょう」

 サリファもナオちゃんも、私の1回目の授業から、想像していたのと全く違う授業であることが分かったのだろう。この3人は息が合ってきた。

 大臣も大したもんだ。数独が遊びだと知っていて、本国には「論理的にSUDOKUを解明する。そのために数学の講座をもってもらう。先生として呼ぶ」という方便をとった。
 OK。私はニコリのパズルを広めるためなら、きっかけが教育だろうが何だろうが、何でもやるよ。


 午後6時の授業が終わったら外は真っ暗。周りに外灯はない。みな、歩いて帰るのだ。みな、真剣に数独を解いてくれて。
 私がヒゲぼうぼうなのは、荷物がなくなったからですよ、にも大笑い。みな、娯楽(?)と感じてくれて、彼等の方が素直でした。うれしい。オブリガード。


 さて、今日はここから200km、クルマを飛ばして、ショクワという町へ。そこの農業大学(?)で、数独の授業です。終わったら300kmぶっ飛ばして、マプートに戻ります。

   11月5日 シャイシャイの海沿いのホテルにて(インターネット、なし)

#id08110004 | 出張 | posted by 鍜治真起

2008年11月04日 14:33

初めてのアフリカだ。

 おおう、きちんと起きたぞ。今、4日の朝7時10分。モザンビークの首都、マプートのホテル・カルドーソです。8時にチェックアウトしてください、迎えに行きます、と言われている。
 私は時計を持たない、目覚まし時計もなし。しかしこうしてカラダがきちんと反応するのだ。

 昨日の朝、6時55分、無事、アフリカに入った。着陸すると客が拍手して。
 空港はミャンマーか、カンボジアを思わせる。プレハブの2階建てか。しかしこのA340(4発機)が離着陸できる、平原のようなでかさ。タラップを降り、300mくらい、横断歩道の横縞の上を歩いてプレハブへ。乗客の蟻の行列を撮ろうと、カメラで写そうとしたら、ダメ、いや、「ノー」と、空港警備員が寄ってきた。帰りは撮ってやるぞ。

 空港を出て、間違ったクルマに乗ったのだが、今、無事なのでよかろう。

 今回のアフリカスケジュールは、一切白紙。
 東京の喫茶店で初めて会った、モザンビークの科学技術大臣に「来ないか」と言われ、「行こうかな」と答え、実現した。成田を発つ1週間前のことだった。
 急なチケット変更で、KNTの鈴木さんにはお世話になった。きっかけをくれた鈴木りえ子さんには、はらはらさせた。三田のモザンビーク大使館にもビザ申請で無理を言った。いつもみなさんにご迷惑をおかけしてます。

 昨日の昼、科学技術大臣の公邸で、なんとなくこれからのスケジュールが分かった。
 今日から3日間、子どもたちではなく、学生たち(?)に数独を教えてきます。

 これから首都を離れて、クルマで3時間のシャイシャイという町へ。そこで1泊。
 東京から送った数独本が着いてないので、ニコリのホームページの問題を出して、コピーして講演(?)するか。
 昨日、通訳の人が言った。
 「シャイシャイは紙がないから、ムリかも」
 町ではなく、村か。村より小さい単位は?
 なんとかしましょう、ホトケサマ。

#id08110003 | 出張 | posted by 鍜治真起

2008年11月02日 18:04

紅葉の朝のジュネーブ。

 2日、朝のジュネーブ。太陽が見え隠れして昇ってきた。
 テラスから見えるジュネーブ空港からは、双発機が15度の角度で、南の雲に突き刺さっていく。4発機(ジャンボジェット)は25度の角度で。15度というと、ルーレットの盤面で「5,22,17」の扇だ。分かりやすい例え。


 昨日の朝8時頃は、マックの買い出しに付き合って、フランスのフェルネの朝市に行った。クルミなどの果実から、野菜、果物から、チーズ、パン、魚、肉などがきれいに専門店となって、色とりどりに並び、人通りも多く、あれも買いたい、これは食いたいで楽しくなる。
 空気がうまい、タバコがうまい。
 ニワトリもカモも、頭が付いたままで売っている。
 魚屋に1m以上の丸太のような穴子が。目と目が合ってしまう。
 柿は「KAKI」で人気者。
 クロワッサンを買って、歩きながら食べる。
 マックは生春巻きを買って、朝飯にする。
 マックは大トロ、1kg弱を3500円で買う。
 私は真ん丸のウニを、4コ1100円で買う。

 昼はモザンビークで会う人たち(誰だか分からぬが)のお土産に、チョコレート、せんべいを買って。

 夜は、マックの知り合いのワイナリーに行って、ヌーボーになる前の、最初の発酵が終わったばかりのワインを、樽のヨコで試飲。濁っていて、ジュースでもあり、発泡酒でもあり。
 ラクレットという、スイス料理に舌鼓をうって。


 あっと、そろそろ荷造りして、出発だ。
 午後の便でいよいよ、アフリカのモザンビークという国へ。トータル18時間くらいの飛行機の旅です。
 首都のマプトには、3日の朝に着く予定。
 さて、誰が迎えにきてくれるのだろう。象とキリンじゃなければいいのだが。

11月2日朝 ジュネーブ、マック家にて

#id08110002 | 出張 | posted by 鍜治真起