2009年02月26日 17:24

おくらびと。

 モザンビークの料理。都会、町は肉、魚、野菜が普通にある。アフリカ諸国(53カ国)の中で、モザンビークがいちばん海岸線をもっているので、内陸にも魚がある。
 40年前までポルトガルの植民地だったので、料理はなんとなく、ヨーロッパ・ラテン(造語です)。一方で、中近東との貿易もあり、ケバブ(肉)も普通にある。

 だが、首都から100キロも離れれば、料理の仕方も簡便、簡単。焼く、煮る、蒸す、そのまま。この辺りでもパンはうまい。ハンバーガーもコカコーラもある。もちろん、ビールもワインもある。

 そんで、300キロ以上の村に入ると、何もかも状況が変わる。
 井戸まで往復30分とか。水も朱い。
 かやぶきの家、トイレも風呂(?)もかやで囲ってあるだけ。
 外でとうもろこしをすりつぶしている母親。練ってふかして、シーマという主食をつくっている。カンジはそばがきのよう。
 これに、かぼちゃの葉と山羊の乳を合わせて煮て、カレーにして、シーマにかけて食べる。うまい。

 米はやっと収穫できる程度。この場所でおばあちゃんが外で一人で昼食だった。
 その器には、ぼそぼそのご飯とオクラが入っているだけだった。オクラは毎食、出てくるのだった。
 思い出した。
 
 ミャンマーのイナカに行ったとき、オクラが御馳走だったのだよ。魚を煮たその汁でオクラを煮たり、オクラともやしを生で食べたっけ。私はムリだった。

 おばあちゃんが食べている庭には、鶏が走り回っていた。子山羊がメエメエ、言っていた。豚が一匹、日陰で寝ていた。赤ちゃんも日陰で寝ていた。

 昨日の夜、スーパーでオクラを見つけた。10個入って198円だった。オクラは世界中で食べているのだろうか。

#id09020009 | 出張 | posted by 鍜治真起

2009年02月24日 18:56

あ、またライター。まだライター。

 先週の木曜日に、札幌から打ち合わせに来たドラミちゃん(ゲーム会社開発担当推定34才、男)と、クニマサ・ブルーエンジェルス(同上、推定37才、男)と飲み、ドラミちゃんは翌日6時半の始発の飛行機で札幌に戻り、仕事と聞いた。
 打ち合わせの内容は、私のキャラクターのチェック。そうです。どこかで私がヘンな格好で動くのです。乞うご期待。

 翌金曜日。福岡へ行くため、羽田空港へ。
 あれ? 北海道便は悪天候のため、本日全便欠航だと。ドラミちゃん、どうしたのだろうか。

 いちばんはやい福岡行きのチケットを買い、優先レーンで荷物のチェック。
 あ、また気にしてなかった。
 「お客さま、ライターが4個ありますので、どれか1個にしていただけますか」
 上着に1個、ジーンズに1個、バッグに2個、あったのであった。

 先々週のアフリカに行くときは、成田で6個見つかり、私が1個、同行のタバコを吸わないコンバット(TVディレクター、36才の自尊心の高い、三枚目の男)に1個、渡したのだった。

 私のタバコ所持最高記録は8個。3年前のアメリカ行きでだったか。3つの大小バッグのあっちこっちから百円ライターが、手品師のネタのように出てきたのだった。このときは本人がビックリしたよ。
 この当時は、いっこも持って行ってはいけないのであった。
 「2週間後の、アメリカから戻ってきたら返却します」の手続きをして、8個をビニール袋にいれた。
 2週間後、成田に戻ってきたときは、そんなことすっかり忘れて東京に帰ったのだった。

 海外に一人で行くと、「パッケージアイテム」(造語です)が多いことに気付く。
 タバコとライターのような。主役のタバコは買いだめするが、脇役のライターがないといかん。
 ワインとワインオープナーのような。旨そうなワインを外で買い、安いホテルでワインオープナーが手に入らないときのがっかり度は計り知れない。
 ロンドンに3、4日いたとき、日本食スーパーでカップラーメンを買い、ホテルに戻って食べようとしたときの箸がなかったとき。
 さて、私は何を箸代わりにしたでしょう。
 正解は歯ブラシの柄でした。
 正解者1名に香港土産の「海鮮出前一丁」をさしあげます。

 あ、カップラーメンで思い出した。10年くらい前のこと。ロサンジェルスで。
 競馬仲間のヒゲモジャのトシキとギャンブルツアーをしていた。
 1泊38ドルのモーテルがあり、夜中にチェックイン。2人同室。
 途中のスーパーで買ったカップラーメンを食べようとしたら、お湯を沸かす設備がない。フロントのババアは出ない。いない。
 仕方がないから、ぬるいシャワーをカップラーメンに注いで食べた。
 ヒゲモジャのトシキは冷ややかな目で驚いていた。
 うまかった。


 これから「つ多」へ。久しぶりに牧師のタムちゃんと。

#id09020008 | 雑ネタ | posted by 鍜治真起

2009年02月23日 21:16

福岡の雨は暖かかった。

 何十年ぶりに、福岡でのニコリ読者の集まり(「放談会」と言う)に参加した。1987年頃以来か。
 全国各地で、読者が手を挙げ、この指止まれ、と主導してニコリファンと遊ぶ会が、放談会だ。
 東京ではニコリが主催して、20年以上続いている。出版社が年に5回以上、読者と遊んでいる、という例は稀有ではないだろうか。しかもライブで。いやあ、楽しかった。

 ついでに旅打ちをし、飲み、今回は初めてパソコンを持っていった。現地でブログを書くつもりで。
 できなかった。やはり、朝5時まで飲んでしまったのだった。
 カッシー、ありがとう。子分のこたまねぎ、ありがとう。
 「六花」のママ、ありがとう。頼む先にウォッカのお代わりを持ってきてくれて。

 元気な本屋さん、ありがとう。今までが売れすぎたのですよね。
 こんなもんでいい。パイに似合った読者の数があればいい。
 昔に戻ればいい。商売はできる。
 ニコリ本を相変わらず、同じ部数だけおいてくれる本屋さんに感謝。
 元気な本屋さんに限って、昔と同じだけ売れる。本屋さんマジックを聞きたい今です。


 役員会議終了。これから「今井」に。 

#id09020007 | ニコリ | posted by 鍜治真起

2009年02月19日 19:01

カンタンフ。

 !。感嘆符である。私は自分の文章にほとんど感嘆符を使わない。クェスチョンマークも、多用しない。

 チマタのポスターで、宮崎あおい(?)の顔がどかんと出ている、そのコピー、
 「好きです! パンク! 嘘です!」
 この感嘆符には参った。素晴らしい。顔写真と見事にマッチしていて、イエに貼りたいくらいだ。

 余談だが、小田急線のロマンスカーのポスターだったかのコピー、
 「社員旅行の、夜が来た。」
 これも仰天。えっ どしたの? 何があったの? と貼ってある壁に思わずつぶやいてしまった。嘘だけど。
 「社員旅行」と「夜」を接着させると、ここまで突き抜けた迫力があるのかあ。いやいや、パチパチ。


 モザンビークのマプート(首都)で、科学技術省の大臣と久しぶりにお会いしたあと、「明日は私の妹の家でランチをしなさい」と言われて、次の日、向かった。
 90人近くの生徒たち(15才前後)に数独パフォーマンスをしたあとだったので、気分はリラックス。その町から離れること1時間。ほとんど草原。午後の3時を過ぎている。おなかが目一杯、空いている。
 運転手、舗装道路からガタガタ道に入っていく。行けども行けども、妹さんの家に着かないよ。クルマには10人、乗っている。
 ナオマンボが言った。
 「ランチのあと、マプートまで帰るんですよねえ。250キロ、ありますよ。しかもマプートの正反対に向かっているし。帰りは4時間くらい、かかりますよ。でもフツー、家に10人分の食事なんか、あるのかなあ。どうなってるんだろ。楽しみですね」
 ナオマンボは天性なのか、こっちの環境がそうさせたのか、楽天家だ。

 突然、なんにもない僻地に、忽然とその家は現れた。感嘆符。

 モザンビーク料理の内容は省略。まあ、うまかった。
 特筆するのが、山羊の頭の煮込み。感嘆符。
 昔は女性は食べることができなかった料理だという。
 私はパクパク。数人は手をつけなかった。

 うまいものを食うには、時間と体力と忍耐と度胸が必要なことが分かった。


 これから札幌からの来客と「今井」です。週末は福岡です。

#id09020006 | 出張 | posted by 鍜治真起

2009年02月17日 19:16

シャパ・その2

 マプート(モザンビークの首都)の乗り合いバスは「シャパ(ミュゼウ)」と言って、ひたすら多い。停留所はなく、人は三々五々、交差点のヨコに立っていて、行き先が書いてあるシャパが来ると、手を挙げて乗る。どこで降りてもいい。

 前回のこの地で知り合った通訳のナオマンボは24才の女性で、青年海外協力隊の村落開発普及員という立場で、モザンビークに入っている。この6月に2年の任務を終えると日本に帰る。
 彼女はまあパワフルで、太陽のように明るい女性。しかも現地語のシャンガナ語が堪能なので、私のパフォーマンスの前にシャンガナ語で挨拶しただけで、高校生、大学生が驚いて、大笑いして、現場が一気に暖かく一つになる。
 数独がすんなり、「リラックスの中の遊び」として伝わったのは、ナオマンボの功績が大きい。
 因みにシャンガナ語は文字がなく、口承伝承なので、ナオマンボは「種の植え方」を教える傍ら、シャンガナ語の辞典をつくろうとしている。

 ナオマンボは僻地に住んでいて、近くの村、町に出るときはシャパを利用している。
 「ぎゅうぎゅうのに乗るのはOKです。でも体臭がねえ。ガマン、ガマンですよ」

 ヒゲもやし(28才の日本人男性)とも前回に知り、今回は長く一緒に行動した。とぼけた男で、なかなかのやり手。腹に力が入っていないカンジだが、行動力があり、さらりと面白いことを言う。
 「ああ、あれがシャパですね。こっちは鶏を持って乗ってきますからね」
 「えっ 生きているやつ?」
 「そうです。鶏は声を出さずに下にいますから、この前は私、足を突っつかれましたよ。痛かったあ」
 「へええ」
 「豚を乗せてくるのもいますからね」
 「ハアッ? いいの?」
 「さすがにドライバーと交渉してましたね」
 「そんでそんで」
 「乗ってきましたよ。ガタガタ道でしょ。だから途中でゲボして。豚のゲボは臭いですよお」
 「わお」
 「満員な中で、誰だってなって。豚の飼い主が言いましたよ。オレじゃないって」
 「ギャハハハ、サイコー」


 これからニコリ本誌の原稿を書いて、軽く飲みに行くか。

#id09020005 | 出張 | posted by 鍜治真起

2009年02月16日 19:37

シャパ・その1

 10日ぶりの東京です。
 紅花を咲かせた梅木に小鳥が留まり、突っつくので花弁が地面に落ちて、紅い絨毯。
 高木のコブシの白いつぼみは、今にもはちきれんばかり。
 何でこんなにあったかいの?

 モザンビークのマプートは夏の雨期で、30度以上で、夜も20度前後。日本は寒いだろうなあ、こっちはいいなあ、と思っていたのに。
 しかし、南アフリカのヨハネスブルグは寒かった。夜のテラスでの食事では毛布をかぶっていたよ。(各椅子に毛布が用意されていたのでした)

 香港、台湾から帰ってくると、日本は乾燥しているなあ、と思う。

 モザンビークでは、11人乗りのマイクロバスを借りて、連日数百キロ、移動していた。横の窓がはめ殺しのタイプで開かず、しかもエアコンが効かないのか、ケチって強力にしないのか、後ろに座ると蒸し風呂状態。で、3時間ドライブとか。
 ま、そんなクルマでの7人だったり、10人だったりの旅であった。

 そんで、マプートの一般的なバスは、同じ11人乗りのタイプだが、使い古したバージョンで、その乗り合い。そこら中を走っている。料金は5メティカル(20円)。
 そんで何人乗ると思います?
 なんと23人。(と通訳のナオマンボが言っていた)
 体がぎしっとくっつきあっているので、乗り心地は悪くない。(と通訳のナオマンボが言っていた)

 あ、来客。続きは明日。
 あ、元気です。万年時差ボケカジです。

#id09020004 | 出張 | posted by 鍜治真起

2009年02月14日 20:04

モザンビーク時間。

 今、香港です。これから、もっくんと晩飯。彼は在香港3カ月目の日本人。アメリカ型ビジネスのエリート。面白い男だ。昔は「2人月例」(ゴルフ)をずっとやっていた。
 1週間ぶりに汁系、醤油系が食えると思うとわくわく。

 モザンビークの地方に行ったとき。
 ランチにしましょう、と言って、付き添いのネルソン(25才)が、クルマを停めてレストランに入り、メニューを持って出てきた。
 「今頼んでおいて、40分後にここに来ます。ここは出てくるのが遅いから」と言う。
 へええ。7人がいろいろ頼んだ。
 何やらネルソン、店の男と口論している。
 通訳が言った。
 「今お金を払ってくれ、と言ってますね。ネルソンが言ってますね。あそこを見ろ。日本人だぞ。日本人が払わないわけないだろ」
 ふーむ。
 そのあと近くのホテルにチェックインして、レストランに戻ってきたのは1時間半後くらいか。
 
 料理が出てくるのは遅かった。
 頼んでおいたから、これでもはやかったのだろうか。分からん。

#id09020003 | 出張 | posted by 鍜治真起

2009年02月14日 16:21

どこの国の人もお久しぶり。

 短かったモザンビークでの5日間だった。
 数独パフォーマンスは、今回は高校生たちに。大盛り上がりでよかった。

 インターネットがつながらない地方を走り回り、都会(?)ではつなぐことができなくて。

 今はヨハネスブルグ(南アフリカ)です。これからチェックアウトして、香港に向かいます。

 今は瓶ビールの瓶にあたって、ひどい腹痛と下痢。こちらは瓶を再利用しているので、瓶が汚かった模様。

 昨日のモザンビークから南アフリカに入る税関では、「パスポートがフル。このシートを貼るところがない。ヨハネスブルグには入れない。モザンビークに帰るか、向こうのベンチで寝なさい」だと。空いたページをきちんと探さない税関の女。白いページが1ページあったのを見つけたのは20分後。
 賄賂をほしかったそうな。分からん。ふー。

1日3回のトラブル、3回のアクシデントの旅もようやく終わる。

あ、時間だ。トイレにこもって、荷物をまとめて、空港へ。

2月13日 11:00am ヨハネスブルグの空港のホテルにて

#id09020002 | 出張 | posted by 鍜治真起