2011年12月28日 17:11

ふと、考える。

 今年はいろいろありすぎたが、私は例年どおり何も考えず、ドド走りで駆け抜けた。自分の自慢話で悦に入り、先週の深夜、夜食をつくっているときに包丁で指を切り、先月の深夜、電気で沸かす「湯沸かしポット」をコンロに乗せ、火を付けたらポットの下のゴムが燃えて臭いのなんの。ポットはおシャカ。自信がなくなり、人生一進一退とはこのことか。まったく違うな。
 そんな中、ときどきは西の空の真っ赤な夕焼けにちょろちょろ涙を流し、ポスターや看板のセリフに心が和らぎ、餌をついばむ小鳥たちに元気をもらい、シャッターの「閉店挨拶」に歴史を感じ、ラジオや落語でボロボロ泣くのであった。涙腺のパッキンもゆるくなったものだ。こいつはオーバーホールのしようもなし。

 ふと、考えるのである。
 婚姻届の用紙は茶色で印刷してある。離婚届の用紙は緑色で印刷してある。なぜだろう。皮肉か。
 ふと、考えてしまう。
 銀座線も山手線も朝のダイヤは、1時間に26本とか27本とかの車両を走らせるけどダイジョブか。
 「ふと、は偉大である」と言ったのは東海林さだおだった。
 来年はもっともっとちっちゃなことを考え続けたい。


 みなさん、よいお年をお迎えください。風邪をひきませぬように。お体を大切に。
 これから身内の忘年会でお開き。新年は5日からです。

#id11120006 | 雑ネタ | posted by 鍜治真起

2011年12月22日 14:58

冬至2011。

 今日は冬至。月齢26.9 。寒くなったが、もう少し寒くなっても許すぞ。東京は住みやすいのだろうなあ。
 昨日、ラジオで。
 「ハブラシで火事があった」と。ハッ? 羽村市だった。
 「段取りが悪いんだよ。チキン・ハートだしなあ」というコメントが。ダンドリー・チキンってどうですかね。


 先日、次女のなつこ子が電車内の出来事をしゃべった。
 「朝ね。ま、混んでて。私と同じくらいの女の人が座っていて、化粧しててね。そしたら男の人が『やめなさい』って突然、言ったの」
 「おおう、んでどした?」
 「そしたらね。すみませんって女の人が言って。でも続けていたからまた男の人が『やめないか』って大きな声で」
 「おうおう、そんで?」
 「でね、結局男の人が降りるときにまた、やめなさいって言ってったんだけどね」
 「周りの人は何も言えないしなあ」
 「うん、そう。でも化粧って半分くらいでやめられないよね」
 面白い。
 「なつ子は外でするの?」
 「私はしない」


 今年も残りわずか。いろんな忘年会の挨拶で私は「今年は忘年会ではなく、刻む年、刻年会として飲みたいと思います」と言っている。
 私が通っていた、40年以上続いていた店がいくつか今月で閉める。酒が薄く感じてしまうのはなぜだろう。
 テラミツ師匠が言っていた。
 「カジさん、そんなときはね、ダブルって言わないで、ちょっと酒を多目にって言うといいよ。値段変わらないから」
 面白い。

#id11120005 | 雑ネタ | posted by 鍜治真起

2011年12月19日 13:02

風と石。

 風は他の生きものが見せる。
 石は他の時代が知らせる。

 いいコピーだなあ。さっき1月に出るイヤー・ブック「パズル・ザ・ジャイアント2012」の編集後記面に書いたコピーです。空元気を通り越して自慢話ばかりしている私です。
 最近の若者は優秀なのでそんなとき、堂々と私をバカにしてくるのでえらい。
 「だったらおまえも自慢してみい」と私。
 「えっいいんですか。言っちゃいますよ」
 「よし、いけ」
 「じゃあ言いますけどオレってかくかくしかじか、うんぬんかんぬん後略」
 「それで終わり?」とわたくし。ふーむ、ま、いいのか、飲もう、とわたくし。

 飲んで今年も終わる。

 木を見て森を見ず、という批判的なことわざがあるが、じゃあ言うけれど、森を見て木を見ない評論家が増えてはいないか。
 学者、技術者を甘やかしすぎてきた日本ではあるが、同時にゼネラリストが育たない日本でもある。
 もっと遊ぼうよ、と言いたい。肩の力を抜いて。若者よ、子どもよ、遊びながら100年先方面のことを語ろう。しゃべろう。

 先週、オレペのシマちゃん(同い年)と飲んだ。
 「オレ、歯医者をやっと卒業したんだよ」と私。
 「あ、カジよ。この前な、急に口が動かなくなって、アゴが外れたかと思ったんだよ。痛くってさあ、整体に行ったら21世紀病ですねって。老化現象なんだって。昔はみんなこの年なら死んでたからなあ」
 笑ったが笑ってられないぞ、おい、オレ。


 みなさん、よいお年をお迎えください。

#id11120004 | 雑ネタ | posted by 鍜治真起

2011年12月14日 11:45

くっついたり離れたり。

 玄関前のツワブキが1カ月以上、咲いている。その黄色は原色で冬になおさら力強い。葉は大きく地面に広がり、黄色の花たちだけがスクッと地上80僂里箸海蹐防發い討い襦 
 東京の紅葉はそろそろ見納め。目が気分が喜びました。また来年もよろしく。それとは別に日本中の松枯れ(ここ10年くらい)が気になる。


 湯島で飲んでいた真夜中。電話がかかってきた。おおう、コンバット(TVディレクター、36才)からだ。2年以上会っていなかった男。
 「おおう、どした?」
 「あ、あの今湯島なんですけど、もしかしたらと思いまして」
 「湯島のどこ? おおう、キミの目の前のビルの6階にいるよ」
 連れの男と2人で入ってきたコンバット。やあ久しぶり。積もった話で酒がうまい。
 「カジさん、私、結婚しまして」
 「おう、おめでとう。誰? スペイン人?」
 「違いますよ。できちゃった結婚で。あ、紹介します、彼を。同い年で長い付きあいなんですが離婚したばっかりでして。カジさんに会わせたいなって。ハッパかけてやってくださいよ」
 「ちょっと待て。オレ離婚してないよ」
 「そうそうそう、でも好き勝手やってるじゃないですか。彼もそういう男なんで」
 くっついたり離れたり。好きにしなさい。


 郵便物のやりとりが多くなる季節。
 今もまたカードが届いた。アッパラパーのヤス(40才)からだ。
 1行だけ。「年貢納めました」。年内にどこかで飲むか。

 今夜は永ちゃんのコンサート。シマちゃん、今年は飲まないで会場に行くよ。

#id11120003 | 雑ネタ | posted by 鍜治真起

2011年12月06日 16:29

晩飯。

 帰ってきました。どっから? いいとこ。まとめると「どこも寒かった」。短い旅だったので、晩飯くらいは思い出せるかもしれない。
 
 11月26日(土)の夜は10時頃、羽田の国際線ターミナル「杉の子」で豆腐サラダ。量が多く、これとビールで終わり。店内喫煙OKでうれしい。客の大半が韓国人。夜中に発つと朝にソウルに着くのか。イイネッ(クレイジー・ケン・バンドでよろしく)。
 
 同じ26日(土)の夜はサンフランシスコのホテル(ニッコー)からすぐのインド料理店で、サモサ(ま、コロッケ)とラムカレー。赤と白もワインがうまい。カレーが辛いからか。ドナピーと久しぶりに会い、打ち合わせ。
 
 27日(日)の夜はチャイナタウンに行って、涼粉(ヒモカワの柔らかいの)と小龍包。飛び込みで外れ。ドナピーからのスケジュール、まだ変更多々ありそう。成り行きでいこう。
 
 28日(月)の夜はSFからタクシーで40分くらいの場所にあるブラジル料理店でケバブのバイキング(?)。牛、豚、鳥の各部位がそれぞれ鉄串に刺さって焼かれたものを切り取ってもらって食す。私は4切れで満腹。ウェイハ(チャイニーズ・アメリカン)は40切れくらい食べたのではなかったか。サイゴにキュウリ30切れとオレンジ30切れくらい山盛りをいつのまにか平らげていたよ。私がフー。
 
 29日(火)の夜はSF、ユニオン・スクエア横の「ステラ」というイタリア料理店でオイスターとパスタ。やったあ、絶品でした。パンもワインも言うことなし。弁護士ディールのおすすめ白ワインがなく、ソムリエおすすめのそれがまた牡蛎に合うのなんの。ドナピーから3本もらったパスタの味がまた日本では食えないそれ。総勢7人、話が弾む。
 
 30日(水)は移動日で、NYの北野ホテルに夜中に着く。ルーム・サービスがギリギリ間に合ってアンガス・ハンバーガー。やっぱりな。3人分と思ってしまう私の負けだ。フレンチ・フライが目茶苦茶うまい。トマトとタマネギとピクルスをつまみにビールがグビグビ喉を通る。乾燥してるからか。
 
 12月1日(木)の夜はNY、イースト・ビレッジ(エリアです)の「WASAN」で和食。これがまた大当たり。ヒロ(NY在住、ニコリ契約男)が馴染みの店で、言うことなし。揚げ出しトマトが絶品。蒸し牡蛎、フォアグラの握り、漬け物が店主(元ソムリエ)おすすめの白ワイン(イタリア北部)でこの世のものと思えない。総勢8人で大満足。ヒロのおすすめで私が支払ったが、これがまた安いのなんの。もっとはやく連れてけ。
 
 2日(金)の夜はNY、ブルックリンでイタリアン。ラムのワイン漬け(?)をサフラン・ライスにほぐして食す。いけました。矢口さんはこの度、「オリガミ・スタジオ」をこの近所にオープンし、精力的。この食事のあと、フィラデルフィアまでクルマで帰る。大した45才だ。ドナピーが言った。
 「カジシャチョーも飲んでばかりいないで競馬も行かないでギンザも行かないでタバコもやめれば数独スタジオできるんですよ」
 「ハ、ハイ」
 同席してくれたネモくん(33才、TVディレクター)は、あの有名な「サタデイ・ナイト・ライブ」(TV)の制作スタッフとして契約できたとか。素晴らしい。
 「ホントに久しぶりですよお、今日みたいにずっと日本語でしゃべれるなんて。おいしいですねえここ」とネモくん。また会おう。
 
 3日(金)の夜はNY、ブルックリンの「ブルー・ドラゴン」(寿司ではなくアメリカンの方)でヒロ&ドナピーとアッキーナ(前者夫婦の長女3才)の4人でサイゴのディナー。トマトスープが絶品。フレンチフライが相変わらずうまい。強行スケジュールをこなしてくれて乾杯。アッキーナも大人になったなあ。キミのおかげで子どもが好きになったよ。
 
 4日(土)は機内食と「うどんですかい」。うまいなあ、このカップ麺。
 
 んで5日(月)の夜は三鷹のイエでお好み焼き。社員旅行のときに買った甲州ワインがうまい。かみさんが言った。
 「久しぶりにブログ見たけど、ヒメソバヅルじゃないわよ、ヒメツルソバ。そんなのちょっと調べれば分かるじゃない。ったくもう。ギャンブル控えようかなって書いてあったけど、いつから?」
 私に負けじとワインを手酌(?)するかみさんであった。


 今夜は、ささやかながら小社主催の取引先忘年会。なんと湯島天神で。ニコリイベントだから外はお約束の雨です。

#id11120002 | 出張 | posted by 鍜治真起

2011年12月01日 17:36

どこにいる?

 NYに夜中に入りました。ロックフェラーセンター前クリスマスツリーの点灯式があるので交通規制となり、巻き込まれると思いきやセーフ。よかった。JFK(空港)からマンハッタンの常宿まで小一時間、タクシードライバーが無口で音楽も聞かず何も食べずケータイもやらないので不気味だったが、「こいつはいい奴だ」とNYファンの私の自分自身への暗示が車内の空気を支配したためホントに「いい奴」だったので一気に第二の故郷に帰ってきた気分になりました。
 常宿が見つからないので2人で協力して地図や私の予約シート(ホテルの)を見ながら行き着いたのでした。ま、彼がドライバーの初心者であるとか、居眠り運転ののろのろ運転だったという意見もあるがそれはそれとして「いい奴」ということにしたい。無事に送ってくれたし、私の重い荷物をホテルまで運んでくれたし。


 今回の旅は虫歯の治療がすべて終わって初めての長旅なので、1日に4回も5回も歯を磨いている。歯の表面が人生初めてすべすべつるつるしている喜びを保ちたく、そんで「ニッ」とか「ハイ、チーズ」とかの作り笑顔をして街を歩いている自分がいる。クレイジーかも。しかし外国だから恥をかいてもいいのだ。あっ向こうから日本人が来た、フツーの顔に戻そう、と戻したら韓国人たちだった。日本人が少なくなっていることにまた気づく。


 霧のサンフランシスコでは小学校2つ。計3つの授業でパズル・パフォーマンスをやらせてもらった。どの学級も数独浸透率100%。素晴らしい。ありがたい。
 先生方も母親方も喜んでくれた。
 「どんなにがんばっても20分であの子たちは飽きて騒いでしまうのに、50分間ずっとカジ先生のパズルをやって、しかも目をキラキラさせていたのには驚きました」
 よかった。
 「パズルってアタマが痛くなるものとか、ストレスがたまるものと思っていましたが、ゼンゼン違うんですね。カジ先生が世界をまわっている理由が分かりました」
 こそばゆい。
 ある授業ではいつのまにか生徒たちの後ろに校長先生が立っていて、私がパズルの問題を出したら数分後、いちばんサイショに手を挙げたのが校長先生だった。面白いけど校長、ちょっと待ってて。

 晩飯はサンフランシスコで40年弁護士をやっている「スーパー・ロイヤー」お2人と。とても弁護士に見えない垢抜けたディールとダン。グーグルとか日本領事館がお客さまとか。家族が数独の大ファンで、ニコリ本にサインをしてプレゼント。子どものように喜んでくれた。
 「日米タイムズ」の取材も同時に。晩飯時に取材をいれてしまうドナピー(私の鞄持ち)もすごいが、アメリカ人の気楽さも大したもんです。

 NYのホテルにて。明日はミーティング。おやすみなさい。

#id11120001 | 出張 | posted by 鍜治真起
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