2014年05月28日 07:47

巻紙。

 京都でテニス合宿があったのは先々週末だったか。私は遅れて合流するので、巻紙に書をしたため、先行する人に渡した。巻紙に筆で60行くらい書くのは初めて。楽しかったが文々は浮かばず、文字は荒れて七転八倒。
 書いた理由は久しぶりに会う砂山進之介(ヤッコさん)を驚かすためだった。

 彼らが京都御所でテニスをやっている頃、私は東京目黒で、ハンディ(知的障害)をもった子どもたち(100人規模)にパズルパフォーマンスをしていた。アクションの多い「木のパズル」を中心に遊んでもらった。喜んでくれてありがとう。健常者よりもはやく解けたね。よかったぞ。

 その日の夜にテニス仲間と合流し、巻紙の師匠、ヤッコさんには書き方などノウハウを教わった。深いなあ。

 翌日はみんなで「町屋を私邸にしている芸術家」巡り。のんびり鴨川から白川を歩き、飲んでいい気分。緑がきらきらの京都。
 「盃を持つ手も緑色に染まってしまうのだった」と、京都で飲み過ぎていく長谷川半蔵を池波正太郎が書いたのはどのタイトルでだったか。

 その夜、8人で宴会。場所は八坂通りの落ちついた一軒家。酒も進み、酔いも回る。
 その店で解散したあと、私は地元の馬の助(まのすけ 石神井高校の後輩)にねだってもう1軒。
 「いいですよお。じゃあ建仁寺を通って河原町に行きますか」
 「ええっ あのけんにんじ?」
 「そおですよ、すぐそこ100m」
 酔いも覚める建仁寺は圧巻で、夜中でも中を通り抜けられる。真っ暗な境内に霊気が漂う。
 「カジさん。この柱のこの痕。応仁の乱の「矢」の痕ですよ」
 「へええ」
 怖いので笑ってしまう。
 そこに暗闇の向こうから人影二つ。近寄ってきたとおもうと、馬の助とでかい人影が口争いになった。うわあ。
 名を名乗れ、ってなところまでいって別れた気配。
 私は恐いから先に進んで馬の助とは赤の他人ですからね、と表現している。
 馬の助が私に追いついた。
 「うわああ、腹立つうう、ぶっ殺したいわ。カジさん、飲み直しましょ」
 どの町でもどんな理由でも飲み過ぎることになる。話も進む。

 時も進んで、昨日は複数の知人に「特別な日」だった。理由はさまざま。
 私にも小さいけれど「特別」があった。ヤッコさんから初めて素晴らしい楷書の巻紙が届いた。ウツギの花を初めて一輪挿しに挿した。

#id14050003 | 雑ネタ | posted by 鍜治真起

2014年05月16日 08:52

金魚。

 5月5日、鯉のぼりの日の早朝。庭の水鉢に行ったら、3年飼っている6センチまで大きくなった金魚が白い腹を上に向けてぷっかり浮いていた。どっきりだ。
 翌6日の早朝。昨日の金魚と同期の2匹が同じ状態で浮いていた。どっきりすぎる。昨日の穴の横にまた穴を掘り、埋めた。原因は酸欠か。
 結局、私がNYから帰ってきて5月4日までの5日間、毎日「キンギョのエサ」(袋詰め)をあげていたので、やりすぎた、を大方の予想とした。今までは1週間に1回くらいのエサやりだったからなあ。

 翌7日の夕方。来客との待ち合わせを御徒町駅高架下にある居酒屋「金魚」にした。ここは午後3時から開(あ)けるのですぐ一人客、お年寄りの常連で店は賑やかになり、みなさん軽く飲んでさっと引き上げる。6時からは2回転目でサラリーマンが支配して満杯。酒もアテも注文したとたんに出てくる。速い、安い、ゴクゴク。新潟地方のメニューが多い。天下の吉池グループ(御徒町界隈ではです)が経営しているのだろうか。私は大好きな店だ。
 この日もビールと芋焼酎をいれて50分で出た。金魚3匹の供養になったかな。


 フィラデルフィアのさくらまつり(1カ月前)を思い出した。
 2万人が集まったジャパンデーにニコリもブースを出して大賑わいの中、金魚すくいがあって、アッキー(5才)はポリ袋に金魚1匹収穫して大喜び。明日NYの自宅まで持って帰るというが、もつだろうか。
 大切に持って帰った金魚は2日目に死んだらしい。アッキーが遊びに行ったともだちのイエで死んだらしい。ともだちのお母さんはその金魚をトイレに流したとのこと。


 今、三鷹のイエ内、風呂内にはありが入り込み、あっちこっちで行列をつくっている。軒下にでかいあり塚が二つあるのでさもありなん。タイヘン。
 かみさんが言った。
 「私たち毎日大量殺戮(さつりく)してるわね」
 面白い。

#id14050002 | 雑ネタ | posted by 鍜治真起

2014年05月07日 12:18

2014年の春。

 NYから帰ってきて、とりあえず春を謳歌する、つもりだったがどっぷり春に浸かって今に至る。北緯35度あたりの春は素晴らしいですね。24時間、春。夜中も春のぬるみがあり、未明にはみしみしと地面の蠢きがあり、昼間はつつじから菜の花、ムサシアブミ、オモダカソウまで百花総覧。
 4月の春は見ていなかったので、5月の今は日本ミツバチやアゲハチョウが遊んでいてまあびっくり。
 私が生きているところにまた春が来てくれたのか。いや、永永と生きている地球のこの瞬間に私が通りすぎているのだろう。

 外地の春より日本の春。身に浸みます。みしみしとすべてのいきものが動き始めている。

 ジミーがヒロとの8年の付き合いで、去年私に言った。
 「シャチョー、ヒロはここ2,3年、ガラガラと音をたてるように成長していますよ」
 面白い。
 私も春の凄さを例えたいなあ。ポエムでも読むか。詩集でも買うか。そんな気にさせるほど「春」は狂っている。

 当分、日本です。

#id14050001 | 雑ネタ | posted by 鍜治真起
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