2015年04月27日 10:40

ヒヤリング。

 春はなまめかしい。地方を歩いていると、風に匂いも感じてなんだか力が抜けてゆく。最初から腹に力が入っていないので、歩くのもやめたくなる。じっとここにいたくなる。 そんで東京に戻ってくるとアタマが切り替わらない。
 JR新宿駅のホームに降りたらアナウンスが「じんせいは3号車から6号車までです」と言った。ように聞こえた。ああ。
 そう、「自由席は」と言ったのはあたりまえのことであって。ああ。
 人生について考えていないので、潜在的に負い目が浮上したのだろうか。ああ。

 今朝のラジオでコメンテイターが「ファミリーマートはゴキブリに営業損益になったんですね」と言った。
 これはその通りに言ったのですね。しかし私が勝手に変換したのですね。ああ。

 もうすぐ夏です。

#id15040004 | 雑ネタ | posted by 鍜治真起

2015年04月20日 12:45

浅草。

 3年ぶりの「平成中村座」は感慨深かった。18世中村勘三郎が特設の芝居小屋を造っての興行が平成中村座だった。その設備を持って息子の勘九郎、七之助が金龍山・浅草寺の裏に公演を打った。17世勘三郎のときの勘九郎を思い出してしまい、あの迫力、洒脱さ、オーラは望むべくもなく、ないものねだりなことが分かる。息子たちの行く末を温かく見守りたい。

 おかげさまで今月は2回も「神谷バー」に入ったよ。私は名物のデンキブラン、電気ソーダは飲まず、白ワインと川海老の唐揚げ。外に出ればいつのまにか、浅草寺の北側、昔の「奥山」までふらふら。
 そういえば日本橋の「利休庵」も2度おじゃましたなあ。名物の納豆そばは食べず、焼酎のそば湯割りに焼き魚で。外に出ればいつのまにか、江戸橋の北側、人形町までふらふら。

 なんだか歩いてアタマをふらふらさせている私です。アイデアは足の裏から入ってくることが多い今日この頃です。
 春の嵐、大歓迎。木々は様相を変え、若葉がもうすぐ青葉になりますよ。アオダモのその可憐な白い花は、シャンプーをしているような。しゃわしゃわってなカンジ。とても野球のバットに使われるような堅い木にみえません。

#id15040003 | 雑ネタ | posted by 鍜治真起

2015年04月13日 12:19

熱海。

 「いろいろあった」の7文字が好きな私である。先週も御殿場に行き、熱海に泊まり、クロシ(29才 熱海在住)おすすめの小料理屋、スナック、キャバクラとハシゴした。
彼が「顔」なので、どこも料金が安くて良かった。
 1軒目では千円の刺身盛り合わせが食べきれないくらいの量。
 2軒目のスナックでは静岡新聞の方と名刺交換。
 3軒目のキャバクラでは「すうどく? あ、あの、言っていいですか、私、数独ですよね。チョーハマって、友だちと作ろうとしたんですけど、ダメでした。いやああ、やだあ、作り方教えてください。わああ、びっくり。えっと、ニコリさんですよね。ホントですか。あの、あの、どうやって(後略)」と付いた女の子24才が。
 最初にクロシが軽く「この人は東京から来てね。ずっとお世話になった人。すうどくって知ってる」と、ジャブのように軽く言ったのが良かったのか、悪かったのか。
 こんな展開、初めて。
 フツーは昼間に仕事の話が続き、夜は仕事抜きでリラックス。気もゆるみ、単なるスケベ男で終わるのだが、この日はまったくの逆パターン。いきなり不意を突かれて、酔いが醒めていったのだった。
 「マッキーさん、延長しますか。オレはどこまでもつきあいますよ」とクロシ。
 「いや、明日はやいから行こう」と私。
 世の中、濃い話をするんだったら、場所と時間がね。心の準備がね。

 男は一旦、外に出たら七人の敵がいると思え、というが、まさか8人目に味方がいるとは思わなかった。

#id15040002 | 雑ネタ | posted by 鍜治真起

2015年04月06日 11:11

挨拶。

 ある晴れた平日の昼間。中央快速線の東京行き車内で。私は座って読書状態。目の前に立っている女性は、手作りにも見えるキルト生地のコートが似合う、一見、小劇団の女優。スマホを動かし、荷物たくさん、床に置き。
 その女性、東京駅一つ手前の神田駅で降りるとき、大きな荷物が私の足に倒れてきて、素早く手と肩にまとめた。立ち去る瞬間、「ごめんなさい、でした」と私に深々と頭を下げて降りていった。
 「でした」をつけた挨拶(?)は生まれて初めて聞いた。面白いなあ、と思ったが、この挨拶、いまどき流行っているの?

 そのあと、春休みで混んでいる東京駅のコンコースで、年輩の着物姿の女性2人が「それでは、ごめんください」「お気をつけてね」と両方向に散っていった。
 「ごめんください」という挨拶も何年ぶりかに聞いたのだった。
 最初に「こんにちわ」ではなく、「ごめんください」も久しく聞いていない。
 玄関にチャイムが浸透したので、がらっとドアを開けて「ごめんください」形式がなくなったのだろうか。
 そんでまた、別れるときの「ごめんください」も聞かなくなった私である。京都なら毎日聞かれるのだろうか。

 アメリカでは最初は「ナイス・トゥ・ミーチュウ」。別れるときも同じ「ナイス・トゥ・ミーチュウ」だ。

 明後日、スペインでお世話になったホセ・アンヘルさんが来日。楽しみだ。
 挨拶は昼飯前は「ブエノス・ディアス」。昼飯を食べたあとは「ブエノス・タルデス」。晩飯のときは「ブエノス・ノーチェス」と、ウソ覚えかも知れぬカジです。
 そうだそうだ、「オーラ」があった。こいつが万能の挨拶だったよ。ホセさんとは気心知れているからこれでいこ。オーラでハグして旧交を温め、オーラでハグして別れることにしよう。

 では、ごめんください。

#id15040001 | 雑ネタ | posted by 鍜治真起
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