2016年04月25日 12:14

ツバメとおかま。

 早朝、ツバメが1羽、調布飛行場の脇を低空飛行。朝陽を浴びて黒くなったり白くなったり。ムクドリが地面の虫を突っつく人間臭さよりはるかに鳥らしい。どこに巣がある。

 富士山を西側から見たあと、甲府のヨネさんと飲んだ。会社を精算したヨネさんは70才。ベトナムに中古の車椅子を寄付し続けて長い。その数三桁を超えたという。元気人の代表だ。
 「ビジネスになるのはずっと先ですね。カジさんもビジネスしてないでしょ。同じですよ、飲も」
 うーむ、私は返せない。彼は農家をやりながら他にもいろいろな仕事をしている。
 「今助成金がね、それで商工会が私にね、あ、お代わりお願い」
 うーむ、女性金、小後悔、とかのアタマにして私はヨネさんの話を聞いていない。
 どてやきの店でウメ割り、ブドウ割りを飲み、あてのセンマイが目茶苦茶うまい。
 もう一軒行きましょう、と甲府駅に近いアーケード街から路地へ入る。スナックだった。
 「あーらヨネさん、あのさ、この前の話、(後略)」と濃い話が前菜か。
 一息ついて紹介されて。アールデコの調度品や、飾ってある絵がいい。焼き物の小鉢もいい。ママ(みのるさん)はおやじだが、まあ優しくて面白い。
 「お酒へえってる? あら甲州弁でごめんなさいね。あたしも戻ってきて長いからさあ、東京弁忘れちゃったわ。ねえ、ちょっとヨネさんなんとか言ってよお」
 旨い酒で時が過ぎる。。
 みのるちゃんでいいわよ、と言われてもなあ。ヨネさんと同じ70才にはとても見えないが、初対面でちゃんはきびしい。
 「あ、ありがとうございます、みのるちゃん」
 「わ、うれしい、アタシにも酒いれて」
 帰りに外まで出て見送ってくれて、手を振ってくれて、健全な怪しさ。


 熊本在住のさんちゃん(30代)は理学療法士で、イエは冷蔵庫とテレビしか残っていないそうな。今は避難所でみなさんのお世話で人気者の様子。
 元気と天気は分かち合える。電気はそこそこ。地震が止まりますように。

#id16040003 | 雑ネタ | posted by 鍜治真起

2016年04月11日 13:59

先の話。

 先(今後)の話は苦手だ。
 毎日どこにいるか分からなくて、ふらふら酔いつぶれているから今晩も潰されているかも。他界しているかも。ま、毎晩他界しているようなものか。

 そんで先の話。14日(木)の夜6時半から「数独の夕べ」があります。場所は竹橋の毎日新聞社1階「毎日メディアカフェ」。参加無料です。ゼヒどうぞ。今回はアンプク(ニコリ)が数独の「次の一手」で講演します。

 次は17日(日)のラジオ(FM横浜)です。夜10時から30分間の「サンスター ワールドジャーニー」に私が出ますのでゼヒお聞き逃がしなく。

 その先の話はまた。今の話がその先の話になるだけなんですよね。

#id16040002 | ニコリ | posted by 鍜治真起

2016年04月04日 16:41

事実は小説より現実なり。

 昨日の夕方、ジミー(ニコリ) とタクシーに乗りました。ソーホーから宿泊先のホテルまで。すぐ運転手は左折。オーケイ。いきなりサイレン(?)が鳴って後ろにパトカー。我ら3人は「ワットハップン?」。
 オレらのタクシーが止められてまたの3人とも「ワッハップン?」。
 ポリスが降りてきて、運転手に「おまえはいま、ケータイを使っていた。違反だ。ケータイを出せ、運転免許証を出せ、おまえのIDを見せろ」と黒人のドライバーに。
 ジミーが普通にポリスに言った。
 「ヒー ディドゥント セルホン」。
 私も「ミートゥー」
 だけんどもポリスは「リスン(聞け)」「リスン」とドライバーに強圧的。上から目線。
 オレとジミーは運転手の味方。だってケータイ使ってないんだもん。
 ドライバーはオレらの前で一度もケータイを使っていません。
 なのに5分の後の結末はドライバーが罰金で200ドル。チケットが送られてくると言う。
 おかしい。クレイジー。事実と真逆。
 ホテルの前で降りるときにジミーが多額のチップを払った。
 「シーユー」
 「サンキュー」
 私とジミーは黒人ドライバーの味方。

 そんでその深夜。私は一人でグラセン(グランドセントラル駅)に散歩。
 あーそうだよなあ、土曜日だし、店は閉まっているよなあ。世界中でグラセンと東京駅は同じだと思っていたけれど、東京駅の混雑は異常だよなあ、いまの日本は春休みだからなあ。天下のNYでも人は少なくなるよなあ。という私感。グラセン感傷。

 と、駅構内で黒人がいて、私は歩いているときに触れた。手が触れて私は「アイムソーリー」と言いました。
 そしたらあなた、その黒人が追いかけてきて「オレの眼鏡を壊したよ、君 戻れ」てな発言。
 はいそうですか・おれが悪かった・謝ります  と私。拙い英語で。
 それで戻ったらその男が言った。
 「おまえは上を向いていてわざとオレにぶつかってきた トゥバッド クレイジー ほにゃらか」
 そんで私は、(ちょっと待てよ 主張しよう)。
 オレは普通に歩いていた、たまたまおまえが振り向いたときにおまえは左手に眼鏡を持っていて、そのときにお互いの手が触れただけだろ。オレはおまえのレンズを壊してない。 そしたら男が言った。
 「オレは眼鏡をしていた」
 私が言った、日本語で。
 「ウソつけ おまえはサウスハンドで手に持ってただろ ぶつかってもいねえし」

 その男を振りはねて、外に出たら、交差点まで追いかけてきて、「ポリス ポリス」と大声でそいつ。
 うわー、またアウェイだよお。南アフリカでもミャンマーでもウルグアイでもミュンヘンでも他人に言えないトラブル、この年になってもあるのかよお。
 いつも一人では多勢に無勢、事実無根になる。

 朝日新聞の1面に鷲田清一が連載コラムを書いていて、ン週間前の名言を思い出した。 「事実はない。解釈あるのみ」
 ウスウス分かっていたけれど、今日、身にしみて分かった。

 事実はない。解釈もない。現実あるのみ。

 その晩、私はその黒人に追いかけられて、肩を鷲づかみにされて動けなくなったが、振り払って堂々と400m先のホテルまで歩いて帰った。そいつは追いかけてこなかった。

 でも分からない、明日なにが起こるか。そんなもんです。現実は、ライブは。


 NY ホテル「キタノ」から。おやすみなさい。明後日帰ります。たぶん。

#id16040001 | 出張 | posted by 鍜治真起
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