11月24日(金)

 第2チェックの準備。チェックしておいた修正部分を原稿に書き入れ、再びコピーして切り貼りして一枚の盤面に。

 第2チェックというのは、要するに、解き手の立場で楽しめるものになっているのかの最終審査である。ここで納得がいけば晴れて終了、不満が残れば大規模補修し、再びチェックを繰り返す、というわけである。時間と気力の限界ギリギリまでそれが続くわけである。
 我ながら良くやるなーと思う。

 というわけでチェックを開始しようと思い、ストップウォッチを探すが、見当たらない。高校時代から使っている愛用品である。(シーモアくんというラブリーな名前までついているのである。)ご存知の通り、スリリンとカックロには目標タイムをつけることが古くからのしきたりとなっているので、一応最後は自分のタイムを計時するようにしているのであった。どこに行ってしまったのだ僕のシーモア。

 仕方ないので2号機を購入すべく地元商店街へ。しかしストップウォッチは何屋においてあるのだろうか。
 スポーツ用品店に行ったがなぜか靴と服しか置いておらず、やや失望。今はスポーツもファッションなのですねえ。ちなみにここの店長はこの商店街の宴会部長として知られており、女装して踊る見苦しい姿が何度もテレビに放映されているオヤジである。
 ついでに宣伝しておくと、東京土産の定番として知られる「東京ばな奈」はこの商店街の小さなケーキ屋で作られている。つまり東京土産と称して多くの人々は我が街の土産品を購入してくださっておられるわけであった。東京の中でもかなりマイナーな寂れた街だというのに。感謝である。
 ちなみにあと有名なのはジャズ・フェスティバルと七夕祭りである。さて問題、私はどこに住んでいるでしょう。

 閑話休題。
 おもちゃ屋や電器屋にも足を運んでみるが、ストップウォッチは見当たらない。結局、高級宝飾時計専門店のショーウインドウにひっそりとおいてあるのを1時間後に発見し、2200円で購入。深紅で丸っこく、なんとも言えずダルマに似ている。やや生真面目で気が弱い風情だったシーモアより、こころもち頼もしく感じる。名前をつけてやらねば。
 ここで緊急告知。このストップウォッチの名前を募集します。あなたもストップウォッチの名付け親になってみませんか?こちらまでメールでお願いします。
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 応募受付は終了しました。

 〆切特になし。特典は栄誉のみ。発表はこのページで。

 というわけで2回目のチェックを開始。
 解き手の立場になって改めて見てみると、やっぱりとんでもないサイズである。率直に言って、海外の雪山に上ろうと決意するくらい、度胸がいる。マッキンリーの北壁とかって、きっとこんな感じなんだろうな。一歩目が怖い、といいますか。
 作った人間がいうのも、まあ、なんなんですけど。 

 怖気づいているうちに眠くなり、結局チェックは明日以降に持ち越されることになる。いいのさ。ビバークビバーク。