日本全国バイク紀行~れとが覗いた日本列島
2003.05.30/曇り時々晴れ
今日はまず天城経由で修善寺温泉へ。
ここには無料の露天風呂「独鈷の湯」があります。
「とっこ」と読みます。
弘法大師が独鈷で突いたらお湯が出たのが由来らしいです。
で、早速入りたいんですが、ここは道路から丸見え。勇気が要る。
夜だと割と入ってるらしいんですが、昼間は観光客が覗くだけなんです。
そんな逆境の中、入りましたとも、湯に。
感想。うーん、落ち着かなかったです。
そそくさと出てきました。
次は夜に来ることを誓って修善寺を後にしました。
その後はひたすら東京に向かってひた走る。
都心に向かうにしたがってライダーのマナーが悪くなってくる。
やっぱり東京はコワイです…
夜はニコリ編集部さんにおじゃましておしゃべり。
そしてカプセルホテルで寝ました、とさ。
今日の一枚はその「独鈷の湯」です。
ああ恥ずかしかった。
今日はちょっと本文が短めなので、こぼれ話をひとつ。
バイクで旅をするようになって、僕は多くの方からご恩をいただいてきました。
その中でも一番印象に残っているのが、北海道で民家に一泊させていただいたことです。
特に印象的だったのが、一泊のお礼をしようとした時の
「お礼はいいから、その代わり、今度困っている人がいたらあなたが助けてあげてくださいね」
という言葉でした。
密かに泣きました。
確か「ペイフォワード」って映画がこんな話だったと思うんですが(絶対泣いちゃうんで僕は見てないですが)、その映画よりも前の話です。
で、今回初めて人を助ける機会がありました。
紀伊半島でガス欠してバイクを押しているライダーさんを見かけたので、手持ちのガソリンをあげました。
今までいただいたご恩に対していくらかは恩返しできたかなあ…
これからもどんどん助けていけたらなあと思います。